勝手にぶつぶつ

不安に陥っている不動産ブローカーがいる。
こいつの事は昔から良く知っているんだが、
数年前に付き合いを切った。

そいつは芯が無く、見栄っ張りで調子こきだ。
調子こいて他人の家にずかずか土足で上がる様な真似をする。
だから俺は切った。
こんな奴と仕事をしていると、こっちが損害を被るからだ。

そんな性格だから、初めの内は良いのだが、
その内馬脚を現して嫌われる。
あちこちで嫌われて、食い扶持が細くなっている。

こいつは宅建取引士を持っているんだが、
その免許をヤバい業者に貸している。
違法行為だ。

ヤバい業者だから、ヤバい連中とヤバい仕事をしている。
当の本人は免許を貸しているだけで、
いくばくかの報酬をもらっているだけで、
全然食えない。
しかもいつ事件を起こしてもおかしくない業者だ。

だから、もっと安定した会社に入ろうと思っているのだろうけど、
奴の悪い評判はみんな知っているから入れてくれない。
もちろん俺の所には来ない。ってか、来られない。

そんなんで、最近不動産業の免許を取った、
俺の知り合いの建築屋に頻繁に顔を出しているらしい。
あわよくば入れてもらおうと思っている訳だ。
そいつが来ると４時間ぐらい居るんだそうで、
知り合いの建築屋は迷惑がっている。

しかもそこで、俺や俺の仕事仲間の悪口を言っているらしいｗ。
悪口は全部筒抜けになっているのも知らず、
他を否定して自分を肯定する為に、一所懸命悪口を言っている。

その工務店はこっちよりの業者だから、
当然奴を雇う気など無いし、
奴がいくら俺の悪口を言っても、
真実を知っているから効果は無い。
むしろ信用を落としている。

哀れな奴だ。

多分そいつは何で自分が厳しい境遇に陥っているのか理解していない。
全て自分で種を撒いているのだ。
その事に気が付いていれば、
他人の悪口なんて言わない。

業界なんてのは狭い物で、
悪い話程早く伝わる。
こっちが相手にしていなくても、
おせっかいな奴がわざわざ知らせてくれる。

俺はいくら悪口を言われても気にならない。
なぜならみんな真実を知っているから。
誰も知らないだろうと思って悪口を言っているのは、
奴だけだ。

そんな事をしているから、
誰にも相手にされず、
どんどん厳しい状態に落ち込んで行く。

知らない奴に他人の悪口を言って、
一旦は信用されても、直ぐにその嘘がバレて信用を失う。
しかも仕事が出来る方ではない。
そして段々誰にも相手にされず、
付き合えるのは悪い奴らだけになる。

しかもその悪い奴らに利用されて、
最後に罪を被せられるのがオチだ。

いい歳こいて全くなにやっているんだが。
だけど、自分で気が付かなければ治らんだろう。
もう先は無いな。
バカな奴だ。

仕事をしていると、人間関係が出来てくる。
仕事上の付き合いは、全てプロとしての付き合いだ。
プロだから、そこには互いに損得勘定がある。
損得勘定を抜きにした付き合いは友情だ。

プロは損得勘定を抜きにすると、失敗したり損害を負ったりする。
俺はこれまでの経験で、それを嫌と言う程味わって来た。
だから今は、プロとして付き合う相手には、損得勘定を前提として付き合っている。
その方が、互いに良い仕事ができるし、長く付き合える事を知った。

その辺りの事を理解していない奴がいる。
そいつはそもそもプロの仕事をしていない。
指示通りに仕事をしない、詰めが甘い。
そんな事をするから、失敗したり、仕事が粗くて、客からカネを取れなくなる。
こっちはその責任を取る事になり、損害が発生する。

他の人は、そういう奴が相手だと、黙って関係を切るが、
俺はとりあえずはっきりクレームを言う。
それでも改善しなかった時には切る。
まだ、その辺りが甘いと思っている。

だけど、言えば正してちゃんとやる奴もいるのだ。
ちゃんとやるのならば、ビジネスパートナーとしては有益で、ウチとしても利益になる。
だから無下に切るのではなく、１回はチャンスを与える事にしている。
だけど、プロだから二回目は無い。

社員はもちろんだが、社外のビジネスパートナーは、利益をもたらす宝だ。
だからと言って、甘い顔をしてもいけない。立場は五分五分だと思っている。
取引先にこびへつらえば、もっとウチの会社も利益が出るのだろうが、
こびへつらってまで儲けようとは思わない。
そういう関係だと良い仕事はできず、最終的に客が損をするからだ。
それはプロとしての俺のプライドが許さない。

プロは、どんな難問も、客には気づかれず、
スマートに処理したように思わせて仕事を納めるべきだと思っている。
それがプロの仕事だと思っている。
だから高いカネを受け取れるのだ。
それには、ビジネスパートナーがダメではできないのだ。
客からカネを貰う以上、お粗末な仕事はできない。
だからビジネスパートナーにも、プロとしての意識を要求する。
それが厳しいと思うのなら、そんな奴はこちらから願い下げだ。

午後から、へまをやらかしたビジネスパートナーと次の仕事の打ち合わせだ。
そいつは先月、甘い仕事をしてウチに損害を負わせた。
その事について、当然きっちりクレームを付けて損害賠償させた。
本人も反省している様なので、次の仕事も出す事にした。

一所懸命やっていて失敗する分には仕方ない。そういう事は追及しない。
しかしそいつは、自分の意志で、俺の指示を守らず失敗したのだから、
ペナルティを取られるのは当たり前だ。
いくら親しくても、ビジネスパートナーであれば、俺は一線を引く。

プロなんだから、お互いに厳しいのは当たり前だ。
だが、そういう厳しい関係が構築されれば、互いに利益になるのも事実だ。

俺の元上司で、ウチの会社の元外注先のダメ男。
こいつやっぱり天罰を喰らっていた。
それも命に係わる大病をしていた。
今じゃ身体障碍者だ。

そのダメ男、
俺の知り合いに連絡をしたそうで、
それもマルチまがい商法のお誘いｗｗｗ。
全く進歩していない。

ダメ男は還暦を２年程過ぎている。
年金をもらうにはまだ数年ある。
その間、食って行かねばならんのだろう。

ダメ男は親の年金のすねかじりだった。
今でもそうなのだろう。
多分父親は死亡したと思われる。
アタマのおかしいおふくろさんの年金だけになると、
生活が厳しいのだろう。

かといって、
何の能力も無いダメ男、
できる事と言えば、マルチまがい商法ぐらいしか無いのだろう。

ダメ男がやっているマルチまがい商法は、
電力の自由化に伴って、売電が素材の様だ。

今どきマルチまがいなんて流行らない。
全然進歩が無いというが、
完全にドツボに落ちてるな。

俺はダメ男に対して、まだ債権を持っている。
ダメ男の父親が死んで、
親の財産を相続したら、差し押さえるつもりだ。
目的は、ダメ男から住む家を奪う事。
身体障碍者になって住む家を奪われたら
どれだけ厳しいか。

仲間を裏切り、
責任もとらずのらりくらりする様な奴は絶対に許さない。
お前が生きている事を後悔する様な人生の終焉を迎えさせてやるよ、ダメ男。
楽しみにしてろ。
不動産屋を怒らせると、こえぇぞ。

昨日、電話で何だが、カネを借りに来た奴がいた。
すげなく断った。

そいつは土木工事関係者で、重機の免許も複数持っている。
しかし体を壊して、今は手伝い程度だ。
ウチの会社の何かあると声を掛ける一人なんだが、
最近、やたらと用も無いのに電話が来るなと思っていたら、
昨日「カネを貸してくれ。」と言われた。
もちろん断った。

担保も無いのにカネなど貸せぬ。
そもそもウチは金融屋じゃないからカネは貸さない。
この手の奴にカネを貸しても、
戻ってこないと思った方が良い。

もしこいつにカネを貸して戻って来なかったら、
こいつとの関係が壊れる。
普通にこいつに仕事をさせて、
ウチは利益が上がれば、それで良い。
何もカネを貸す必要は無い。

ここ数日、用も無いのに頻繁に電話が来ていたが、
これでしばらく静かになるだろう。

カネを貸すならくれてやるぐらいの気持じゃないと、
この手の輩はカネが戻ってこない。
人間関係を崩したくないのなら、
カネは貸さない方が良い。

断り方は簡単。
「ウチもカネが無い。」
というか
「以前カネを貸した事があるが、良い結果にならず、
　人間関係も崩れた事があるから貸せない。」
と断れば引っ込む。

以前ウチに情報を寄せていた不動産営業マン。
こいつ、自己中心的でカネに詰まっていてカネにきたない。
単細胞で自分勝手だから、上司と喧嘩して会社を辞めてしまった。
それまでの態度も悪かったから、地元で不動産屋に再就職できなくて、
訪問販売をやっていると聞いていた。

最初の頃は不動産の情報をウチに寄せていたが、
寄せられた情報は、箸にも棒にも引っかからないどうしようも無いものばかりで、
相手にしていなかった。
その内連絡が無くなり、今はすっかり音信不通になった。よかった。

こういうしょっぱい奴と付き合いがあると、運気が落ちる。
だから離れてくれてよかった。
借金もそうとうあって、住民票と住んでる場所が違うというややこしい奴。
債務整理もできない奴が、まともな社会生活が送れる訳もなく、
当然仕事もめちゃくちゃでまとまりが無いし、堅い話も殆どない。

人間、ちゃんとしていないとダメだ。
いい加減な事してると、裏社会と同じで、表社会からは評価が得られず信用も無い。
信用が無い奴は不動産業界で生きて行けない。
そんな奴だから、不動産業界かはじき出されたのだな。

以前か家賃が払えず、また内縁の嫁が病気で治療費も無く困っていると聞いていたが、
それは全て自分が蒔いた種なんだから、自分で何とかするしか無い。
すっかり音信不通で、どうもぽしゃったみたいで、
ウチとしたら貧乏神が去ってくれてありがたい限りだ。