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俺は決して食わない

中国で高貴な御婦人が高級レストランに会食に行った。
御婦人は愛らしい犬をペットにしていて、
どこに往くにも一緒に連れて行った。

しかしさすがにレストラン内に連れて入るのは憚れるから、
レストランの入口のボーイに、
「うちの子をよろしくね。」
と預けてレストランに入った。

会食が終わって帰る時に、
「うちの子は?」
とボーイに聞くとボーイは、
「先程お召し上がりになりましたが?」
と答えた。

日本でも昔は犬を食ったらしい。
赤犬は美味いと言う話をどこかで聞いたことがある。
犬だけじゃなくても猫もそうで、
昔、もう亡くなられた方だが、
房総半島の先の方の出身の人が、
「夏祭りでテキ屋が来ると野良猫、野良犬が居なくなるww。」
と子供の頃の話をしてくれた事を思い出した。

日本人はイルカを食う。
伊豆とか和歌山の方では今でも食っている。
俺は昔、
スーパーでイルカ肉を売っていたから、
「どんな味なのだろう?」
と思って、
「きっとクジラと同じような味なのだろう。」
と思って買って食ってみたんだが、
臭くて食えなかった。
多分、臭み抜きをしなけりゃいけなかったのだろう。

外国の怪しげな団体は、
イルカ漁を行う漁師町で
「イルカを食うな!」
と騒ぎを起こしていた事があった。

誰が何を食おうが、
それは食文化だから文句を言われる筋合いは無いし、
言う権利も無い。

韓国には犬食文化があって、
犬を食わせる専門の食堂もある。
犬は滋養強壮に良いとして、
今でも食文化として残っている。

その韓国で、
犬食禁止の法案が出される動きがあるそうな。
犬食は野蛮だと言う事らしいのだが、
健康に悪い訳では無いのだから、
食文化を法で禁止する事をしてはいけないと俺は思う。
他人が何を言おうが、
自分たちの文化なんだから、
正々堂々をしていれば良いのだ。
何ら恥じる事は無い。

俺は犬を食おうとも食いたいとも思わないが、
誰が何を食おうと知ったこっちゃない。
文化なんだから、
他人がとやかく言う事では無い。
韓国人は犬を食えば良い。
俺は決して食わないけど。
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関東と関西の文化の違い

他人のプライバシーに関わる事なので詳しい事は書けないが、
ある件が発端で、
関東と関西の文化の違いに気づかされた。

ある法的な問題が関西で起きて、
その相談を受けたんだが、
業者も役所も関東と関西では
その対応が全然違う事を身を持って体験した。

結論から言うと、
関東は消費者優先、
関西は商人優先なのだ。
しかもそれが、
役所もそうなのだ。

近年、
企業はコンプライアンスが言われるが、
関西にはその意識があまりない。
乱暴な言い方するとそれは、
中国とか朝鮮の発想に近い。
商売は客を上手く騙してなんぼなのだ。
そして仲裁に入る役所もどちらかと言うと
業者寄りの発想なのだ。

一方関東は
「お客様は神様です。」
という意識が根底にある様に思う。
役所も問題が起きると消費者の側に立って対応にあたる。
実際俺は役人がその様な発言をしたのを聞いた事がある。

近年日本の「おもてなし」文化が取り上げられるが、
関東と関西の「おもてなし」には、
かなりの温度差があると思った。
関西は関東をライバル視するが追いつけないと言われるが、
追いつけない原因が分かった気がする。

想えば関東は武士文化、
関西は商人文化だ。
関東は堅苦しい程規則、決まりの文化、
関西は良く言えば人情、情緒の文化、
どうも発想の違いはその辺りにある様に思われる。

この対応に違いには関西出身の人も驚いている。
その人は関西で生まれ育って、
今は関東に越して20年近くになり、
今はすっかり関東の文化に浸って関東人の感覚になっていて、
その違いを嘆いていた。
「だから関西はダメなんだ。」
と。

日本は小さな島国で、
地方文化はそれぞれにあるけれど、
日本人の規律正し所や誠実な性格など、
基本的な物は全国同じだと思っていた。
所が実際に事が起きると目に見えない根底には、
全く違う文化・思想がある事を知った。

もしかしたらこの違いは、
関西特有なのかも知れない。
ある人が
「大阪は日本であって日本では無い。」
と言っていたが、
どうやら、
この事のだった様だ。

大陸的な文化の中で生活しているのだから、
そりゃ大阪特有の文化が発達する訳だ。
物の考え方も行動も違う訳だ。
関西人の物の考え方が少しわかった気がする。

そして狭い日本なのに、
見た目には全然変わらないのに、
その根底が真逆な文化がある事を知って、
日本の文化は改めて興味深い事が分かった。