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関東と関西の文化の違い

他人のプライバシーに関わる事なので詳しい事は書けないが、
ある件が発端で、
関東と関西の文化の違いに気づかされた。

ある法的な問題が関西で起きて、
その相談を受けたんだが、
業者も役所も関東と関西では
その対応が全然違う事を身を持って体験した。

結論から言うと、
関東は消費者優先、
関西は商人優先なのだ。
しかもそれが、
役所もそうなのだ。

近年、
企業はコンプライアンスが言われるが、
関西にはその意識があまりない。
乱暴な言い方するとそれは、
中国とか朝鮮の発想に近い。
商売は客を上手く騙してなんぼなのだ。
そして仲裁に入る役所もどちらかと言うと
業者寄りの発想なのだ。

一方関東は
「お客様は神様です。」
という意識が根底にある様に思う。
役所も問題が起きると消費者の側に立って対応にあたる。
実際俺は役人がその様な発言をしたのを聞いた事がある。

近年日本の「おもてなし」文化が取り上げられるが、
関東と関西の「おもてなし」には、
かなりの温度差があると思った。
関西は関東をライバル視するが追いつけないと言われるが、
追いつけない原因が分かった気がする。

想えば関東は武士文化、
関西は商人文化だ。
関東は堅苦しい程規則、決まりの文化、
関西は良く言えば人情、情緒の文化、
どうも発想の違いはその辺りにある様に思われる。

この対応に違いには関西出身の人も驚いている。
その人は関西で生まれ育って、
今は関東に越して20年近くになり、
今はすっかり関東の文化に浸って関東人の感覚になっていて、
その違いを嘆いていた。
「だから関西はダメなんだ。」
と。

日本は小さな島国で、
地方文化はそれぞれにあるけれど、
日本人の規律正し所や誠実な性格など、
基本的な物は全国同じだと思っていた。
所が実際に事が起きると目に見えない根底には、
全く違う文化・思想がある事を知った。

もしかしたらこの違いは、
関西特有なのかも知れない。
ある人が
「大阪は日本であって日本では無い。」
と言っていたが、
どうやら、
この事のだった様だ。

大陸的な文化の中で生活しているのだから、
そりゃ大阪特有の文化が発達する訳だ。
物の考え方も行動も違う訳だ。
関西人の物の考え方が少しわかった気がする。

そして狭い日本なのに、
見た目には全然変わらないのに、
その根底が真逆な文化がある事を知って、
日本の文化は改めて興味深い事が分かった。
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