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斜陽産業

こないだ一泊の出張に行ったんだが、
配車の関係で、
いつも使う準キャンピングカーのワゴンが使えなかったので、
珍しくビジホ泊で出張した。

ビジホと言うよりは安宿と言った方がピッタリで、
宿泊料は安いけど、
設備は必要最低限のホテルだった。
俺はそれで不満は無い。
寝られれば何でも良い。

当然wifiなどのネット環境は無く、
テレビも地上波だけで時間を持て余していた。
なので見るとはなしに民放の地上波を眺めていたんだが、
春の特番の時期で、
その日もゴールデンタイムに特番を放送していた。
久しぶりの民放のテレビ番組で、
何となく眺めていたんだが、
興味深かったのはCMだ。

宿泊したのは首都圏に隣接した県で、
空いていれば都心から高速で1時間半ぐらいの距離なんだが、
特番にも関わらず、
CMのスポンサーが全部埋まらなかったらしく、
公共広告機構のCMがちょくちょく流れていた事だ。

そりゃ地方のネット局だけど、
ゴールデンタイムだぜ。
しかも特番。
にも関わらずスポンサーが埋まらないなんて、
如何に地方テレビ局が斜陽産業であるか、
感慨深いと言うか、
納得感と言うか、
改めてテレビの凋落を思い知った。

流石に首都圏のキー局は大手スポンサーでCMは埋まっているのだろうが、
地方局では特番なのに、
ローカルCMが流れ、
CM枠が空いているのだ。

地方局の業績が悪い事は聞いていたが、
ここまで悪いとは思わなかった。
昔はテレビ局勤務なんてのは、
花形職業だったが、
今は沈みゆく船なんだな。

まぁそういう不動産業も同じ様なもので、
少子高齢化はこれまでの形態が通用しなくなってきているのは、
地方テレビ局と同じ。

明日は我が身だなぁ。
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