忍者ブログ

二度目のリーマン・ショック

不動産というのは、年間通して売れる時期と売れない時期がある。

年明け早々というのは比較的売れる時期。
1月~3月に掛けて例年動く。
4月は中だるみ。
5月ぐらいから少し動いて、8月は止まる。
9月から11月ぐらいまで動いて、
12月は止まる。

まぁだいたいこんな感じだ。
所が、昨年辺りからおかしい。
消費税増税を受けて少し動きがあって、
昨年は年明けから駆け込みで動くかと思いきや、全然動かない。
統計を見ると二桁のマイナスだ。

在庫の積み上がりも凄まじい。前年同月比でやはり二桁の増加。
ひどい月には50%を上回っている。

アベノミクスで不動産市場も景気が良くなると思いきや、
ただでさえ少ない需要を先食いしてしまったから、
今は客が全然居ない状態。

しかも住宅ローンの審査も厳しく、客がついてもローンが通らない。
ここへ来て新築物件の値下がりが激しい。
中には500万も値段を下げた物件もある。

二度目のリーマン・ショックをやっている様な物だ。

都内の騒動も今は一服している。
出てくる物件が強気で、買い手が付かない。

郊外は売れないから値下がりが激しい。

原因は分かっている。消費税増税だ。
消費税増税で駆け込み需要が発生し、リズムが狂ってしまった。
ただでさえ少ない需要を先食いしてしまったから、
次の需要が出て来ないのだ。

財務省のバカは全く碌な事をしない。
安倍政権も力無いから、今年度の補正予算も全然足りない。
デフレギャップが10兆円以上開いている。

折角順調に行っていた経済をぐちゃぐちゃにしやがって。
死ねばいい。



PR

民主党代表選

民主党代表選挙だそうで、民主党なんて殆どが中共と半島系で左巻きだな。
代表候補もミスター無能、モナ剛士、イオン岡田と碌な奴らじゃない。

リーマン・ショック後民主党の執った政治を思い返してみたら良い。
有効な経済政策が打てず、サブプライムの直撃弾を受けていないにも関わらず、
世界最悪の落ち込みをみせた。

東日本大震災では、その対応が悪く右往左往。

国民の民意を反映していないのに消費税増税法案可決。

政権を取っていた期間、内部では権力争い。まるでサル山の騒動。

民主党なんてのは、こんな奴らだ。
そりゃ議席も大幅に減らすわな。

そんなんだから支持を失っている。
前代表は落選するし、元総理は選挙区で落選し、比例区の一番最後で辛くも生き残った。
どれだけ人気が無いか分かるだろう。

こんな奴らが二大政党化だなんてちゃんちゃら笑っちゃう。

そもそも今日本が抱えている最大の問題は経済問題で、
その経済を悪くする政治を行うのだから、まるっきり国民の要望とは反対を行う政党なのだ。
こんな奴らに政権を任せられる訳がない。

参議院選挙戦の時、イオン岡田が街頭演説で、
「見てください。駅前をシャッター通りにしてしまったのは自民党です!」
と訴えた所聴衆から
「シャッター通りになったのは、イオンのせいだ!」
とツッコミが入ったそうです。爆

こんな程度だから。民主党の代表候補なんてのは。
二大政党になりたいのなら、国民の声を聞き、国民の要望に応えられる政党にならなければいけない。
しかし国が抱えている最大の問題を、更に悪くする様な政党を支持できる訳が無い。

ま、誰が代表になっても構わないけどな。




景気回復は進むか

朝から政治討論番組で「景気回復は進むか」というテーマで討議されているが、まるで駄目だな。
そもそもアベノミクスを理解していない。

現在消費税増税で、需給ギャップが14兆円から15兆円も出てしまった。
こいつを埋めなければデフレから脱却できないのに、打たれた対策はたったの3兆5千億円だ。
全然足りない。
もっとひどいのは、どこかの経済学者は、追加経済対策自体に必要性を感じないとのたまわった。
一体どんだけレベル低いんだよ。

追加対策は必要ないと曰わった経済学者は、しきりに消費税増税の必要性を訴えていた奴で、
まぁ財務省の御用学者なんだろう。

アベノミクスとはいうものの、どこに国でもやっている金融緩和と財政出動だ。
デフレでマネーが不足しているんだから、マネーの量を増やすのは当たり前で、
こんな事は経済の教科書にも書いてある基礎中の基礎だ。

金融緩和を行うと、実質金利が下がる。
すると投資が伸びてくる。
為替は円安になるから、輸出関関連が伸びてくる。
インフレ傾向になるから、失業率の改善や賃金の上昇が起きてくる。
とまぁ、こんな順番なんだが、
デフレが深いから、賃金上昇までには2年から3年は掛かる。

賃金関係に関しては、
最初に起きるのが失業率の改善。
まずは、バイトや非正規が増えてくる。もちろんバイトや非正規の賃金の上昇から起きる。
正規の拡大や賃金の上昇はその後だ。それも2年から3年後、一番最後に起きる。

今経済がダメなのは、賃金が上昇する前に消費税増税をやってしまった為に、
消費が落ちてデフレに逆戻りしてしまった事だ。
物価が最初に上がるが賃金は一番最後に上る。
その間実質賃金は下がる事になる。
本来、この状態を2年程度我慢すれば、やがて賃金上昇率の方が上がって、
景気が良くなったという状態になる。

所が、賃金が上る前に増税で景気を後退させてしまったからダメなのだ。

報道などで「末端はアベノミクの恩恵が丸で無い。」と言われるが、当たり前だ。
末端に恩恵が行くのは、アベノミクスを実施しから、早くても2年。まぁ3年以上経たないと波及しない。
それは増税でまた1からやり直しになってしまったから、更に先延ばしになってしまった。
ただし、10%に消費税を増税しなければの話だ。

もし消費税を10%に引き上げられたら、更に先延ばしになって、そのダメージはより深く、
もっと時間が掛かる事になる。

こういう仕組みを理解していないから、トンチンカンな論議になる。
足元しか見ていない状態で論議しても、まるで明後日の話になってしまう。

景気を一気に良くするのは簡単な事。

◯消費税を5%に戻す。
◯減税を行う
◯金融緩和を続ける
◯不足分は国債を発行する

これをやれば2年後から景気回復の勢いがついてきて、5年から6年後には地価の上昇が見られるなど、
かなり経済と財政の状態は良くなる。
実際、小泉内閣から第一次安倍内閣の時にこれをやって経済を回復させているのだから。
同じ事をもう一度やれば良いだけの話だ。
こねくり回す必要は全くない。

しかし現在の経済対策を見ると、とても直ぐに景気は回復するとは思えない。
相変わらずアクセルを吹かしながら、ブレーキを踏んでいるのだから。





蕎麦屋閉店

知り合いの蕎麦屋が年内いっぱいで閉店するそうだ。
永年住宅街の商店街で続けてきたが、客足の減少で赤字がかさみ、とうとう閉店だ。

以前は来店客はもちろん、出前も盛んにあった。
所がリーマン・ショックをきっかけに状況が一転。
まず出前がめっきり減った。
そして来店客もめっきり減ってしまった。

以前、ランチタイムには、外回りの営業マンや作業員などであふれていたが、
パタリと姿を見せなくなった。
出前も激減して売上が落ちた。
消費者の可処分所得がへって、みんな外食しなくなったのだ。
なにせ牛丼が280円で食える様になって、セットでも400円だ。
みんなそっちに流れる。

地デジになってテレビの買い換えができなかった。
壊れかけの冷蔵庫を買い換える事もできず、騙し騙し使っていた。

そして消費税増税。客足は更に減り、仕入れ価格の上昇、それらを倍加に転嫁できなくて、
売上の減少と利益の減少で、とうとう成り行かなくなってしまった。

原因はリーマン・ショック後の経済政策の失敗だ。
蕎麦屋は悪くない。

民主党のとんちんかんな経済政策、そして消費税増税。
考えてみれば、どちらも民主党の置き土産みたいなものだ。
蕎麦屋は民主党に殺されたと言っても過言では無い。

蕎麦屋のオヤジは還暦も過ぎ、職を探しているが中々無くて、
この先どうやって食ってゆけば良いのか、思案に暮れているそうだ。
人事では無い。

まじめに一所懸命頑張っている人が報われない世の中は絶対に間違っている。
法人税減税が言われているが、大企業は元々減税措置があるから、
殆ど税金など支払っていない。

一方中小企業に対しては、外形標準課税が検討されている。
企業が赤字でも税金を取るというものだ。
弱い者いじめでしか無い。
自民党は大企業擁護党だからな。

またひとつ愛された店がひとつ消えてゆく。



格付け会社w

どこぞの格付け会社が、日本国債の評価を下げたそうだが、それがどうした?ってなもんだ。

格下げした理由は、消費税増税を延期した事による財政の悪化だそうだが、
消費税を増税したら景気が悪くなって、全体の税収が減る。そしたらもっと財政は悪くなるじゃないかw。

まぁ財務省あたりから金もらって言っているんだろうけど、格下げした所で何も変わらず。
CDSのレートも変わっていない。
相変わらず世界最低の金利を誇っている日本国債。

自国通貨建ての国債は破綻しない。足りなきゃマネーを刷れば良いのだから。
しかも現在、日銀が国債を買い入れているから、政府の借金は減っている。
日銀は政府の子会社だから、買った分はちゃら。借金が無くなっちゃうと言う仕組み。
しかも今はデフレでマネー不足だから、買い入れた分だけマネーを出せば一石二鳥。

国債は国の借金では無い。政府の借金。しかも政府には資産が600兆円ほどあるから、
実際の借金は400兆円程度。ちなみにアメリカの政府資産は280兆円程度。
格付会社さんよ、自国の心配した方が良いんじゃねぇの?あれ?自国の国債は最高評価だね。

まぁ格付会社の評価なんてこんなものだ。
リーマン・ショックが起きる前、サブプライム債の評価をAAAとして居たのが格付会社、
格付会社の評価など信ずるに値しない。

なさけないのは、この格付け会社の評価を受けて、財政が~、増税が~とか言う奴。
増税するとなにか良い事がある奴だな。
ちなみに今増税しても、経済にも財政にも何も良い事は無い。むしろ悪くなるだけだ。

特にバカなのが政治家。格付会社の評価を元に文句を言う。
そもそも出鱈目な評価を持って文句言ってどうするんだ?何かもらっているのか?

そういえば消費税増税しないと国債の金利が上がると言っていた経済アナリストはどこへ行った?
消費税増税しないとハイパーインフレが起きると言った政治家は何をしている?確か維新に居たぞ。

なんだか胡散臭い奴らが蠢いているな。
まぁその親分は、財務官僚なのだろうけどな。