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案外知らない

ウチの事務所が入っている管理組合なんだが、
新年度の理事になってから、
何だか知らないけど、
やたら俺のところに相談に来る。
管理会社の事務員まで質問しにくる。

別に俺も組合員のひとりだからいいんだけど、
案外みんな物事を知らないんだな、
と言う事に気が付いた。

俺が不動産と建設の会社の経営者だと言う事もあるんだけど、
区分所有法はもちろんの事、
民法、会計、建築についても案外知らないみたいだ。

まぁ管理組合の役員なんてのは輪番で回ってくるもので、
建築不動産とか会計なんか、
素人は知らないものな。

でも、
総額数十億円にはなろうかと言う共有物の維持管理を
役員達は担っている訳で、
その役員達が物事をしらないで、
管理組合を運営していると言う事は恐ろしい事だと気が付いた。

今日も会計処理の事で聞かれたんだが、
俺からすれば
「そんな事も知らんのか?」
ってなもんで、
さらりと教えた物の、
これまで案外出鱈目な事をやっていた可能性がある。

区分所有のマンションなんてのは、
平時は良いが、
有事になった時には、
それなりの知識を持った指揮官が采配振るわないと、
どうにもならん事になる。

況してや、
各組合の権利に関係する事で、
法的判断をしなければならなくなった場合、
素人では手の打ちようが無くなる。

区分所有のマンションというのは、
運命共同体の様なもので、
特に古くなってハード、ソフト共に問題が発生すると、
どうにもならなくなるから、
機会があれば、
売り払って、
戸建てに住み替えた方が絶対にいいぞ。

もちろん、
ウチみたいに特別な目的が無い限り、
住まいとして区分所有のマンションなんて
買っちゃダメだ。
その内、
高層マンション問題が出てくるから、
見ててみ。
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ブラックジャック不要論

ブラックジャックと言えば、
トランプゲームでは無く、
手塚治虫の漫画作品のキャラクターで、
無免許の名医なのは有名。

ブラックジャックは人気があって、
アニメ化されたり、
実写ドラマもあって、
主役は確か、加山雄三だった記憶があって、
変な怪しげなオープニングが印象に残っている。
内容は全然記憶にない。

「私、失敗しないので。」
なんて言う医者も居る様なんだが、
素人目から見ると外科医は医者の花形だな。

確かに外科医は手先が器用かそうでは無いかで
技術の差が出る事は想像できる。
精密なメスさばきで、
鮮やかに短時間でオペをこなし、
「あとの縫合はたのむ。」
なんて言っちゃってオペ室を出てゆくイメージww。

こないだお客から聞いた話なんだが、
その御仁、大腸がんで手術をした。

自覚症状は全くなかったんだが、
健康診断で引っ掛かり、
再検査したらステージ4の大腸がんが見つかった。
幸い骨には転移していなかったので、
大腸がんの摘出手術をする事になったそうな。

大腸がんの手術と言えば、
昔はメスで腹を切って手術するイメージ。
最近は腹に小さな穴をあけて、
ファイバースコープやら超音波メスやらを突っ込んでやる、
腹腔鏡下手術だ。

所が最新は、
ロボットで手術するんだそうだ。
医者は直接手術しない。
医者はモニターを見ながら、
リモコンでロボットを操作して、
手術その物はロボットがするんだそうだ。

手術台に仰向けに寝ると、
上から蜘蛛の様なものがぶら下がっているんだそうだ。
それが手術ロボットなんだそうで、
その蜘蛛の足には、
メスやらスコープやらが取り付けてあって、
最初にちょっと腹に穴をあけたら、
蜘蛛の足のひとつから、腹の中にCO2を放出して膨らませ、
他の足に付けられたスコープで腹の中の様子をモニターに映し出し、
医者はモニターを見ながら、
他の足に取り付けられた手術器具を操って、
手術するんだそうだ。

このロボットを使う最大のメリットは、
正確にオペが出来る事と、
生体へのダメージが少ない事なんだそうだ。

人間がいくら正確に切ると言っても、
手の震えなんかがあってダメなんだが、
ロボットは正確に、精密に切る事ができて、
癌細胞の取り残しなどが無いのだそうだ。

もちろん生体へのダメージも少ないから、
手術後4日間入院して、
退院して3日目には仕事に行ったそうだ。

まだこの医療ロボットは数が少なくて、
どこにでもある訳では無く、
かの御仁も手術まで3カ月程待たされたそうな。

いくらロボットが正確に手術すると言っても、
ロボットを動かすのは医者だから、
やっぱり上手い下手はあるのだろうな。

ロボット手術の話を聞いて、
未来を感じてしまった。
それと、
やっぱり一度は、
健康診断に行った方が良いのかな?

基本は大切

ウチの会社には様々な機器があるんだが、
その中に、
草刈りや剪定作業を行う為の機器がある。

刈り込み剪定を行うのに、
エンジン式のヘッジトリマーがある。
通称「バリカン」って奴だ。

こいつは国産の有名メーカーの物で、
購入して2~3年程度のものだ。
まだ全然くたびれてはいない。
エンジンは混合の2サイクルエンジンで、
この製品のうたい文句は、
「軽くエンジンが掛かる。」
だ。

所が先月末あたりからエンジンの掛りが悪くなって、
今日、とうとうエンジンが掛からなくなってしまった。
エンジンが掛からないと、今日の作業が出来ない。

これまでエンジン回りのメンテナンスをしていなかったから、
最初に疑ったのがキャブレターだ。
キャブが詰まっているに違いない。

早速エアフィルターを外してみると、
こまかい埃がフィルターの内部まで付着している。
それに奥の方が黒っぽく汚れている。
多分汚れの付着と、
埃がキャブレターを詰まらせたのだろう。

早速キャブをバラシて清掃した所、
メインジェットが詰まり気味だった。
キャブクリ吹いて、
パーツクリーナーを何度か吹き込んでやったら、
詰まりが取れた。
「これで良し!」
てんで、組み上げてエンジン掛けたんだが、
掛からない。

そうなりゃプラグだ。
ってんで、プラグを外してみると、
黒く煤けている。
やすりで磨いて間隙を調整して、
プラグを取り付けてエンジンを掛けてみたんだが、
掛からない。

もしかしてプラグが悪いのか?
ってんで、
バリカンに付いたていたプラグを
仮払い機に装着してエンジンを掛けてみると、
一発で始動した。
って事は、
プラグに問題は無い。

キャブもOK、プラグもOK。
て事になると、
2ストエンジンの問題点は、
マフラーの詰まりだ。
しかし購入して2~3年。
マフラー詰まるか?

でもまぁ、
ひとつひとつ可能性がある物を潰して行かねば、
問題は解決しない。
カバー外してマフラー外して見てみたけれど、
別段汚れても詰まっても居ない。
一応キャブクリとパーツクリーナー噴いたけど、
犯人はマフラーじゃ無い。

でんて、
最後に残ったのはイグナイターだ。
そもそも火花が飛んでいるかどうかは、
最初に確認すべき事だ。
基本を守らないから、
こういう事になる。

プラグ外して、ボディーアースして、
スターターロープを引っ張ったが、
どうも火が飛んでない。
やっぱりイグナイターが壊れた様だ。

でも、
購入して2~3年でイグナイター壊れるか?
半信半疑でカバーを外して、
フライホイールを見た時に気が付いた。
「もしかして、ピックアップコイルとマグネットの汚れじゃね?」
てんで、ピックアップコイルとマグネットを
パーツクリーナーで掃除して組み上げた。

プライミングポンプをへこへこして、
チョークを締めて、
スターターロープを引っ張ったら、
あっさりエンジンが掛かった。

なんだ、
コイルとマグネットの汚れか。
最初から分かっていたら10分も掛からず直ってたわ。
基本を守らなかったせいで、
1時間もロスした。

この間から、
こういうのの繰り返し。
つい先日もこんな感じでチェーンソーを修理した。
キャブバラシて取り付けたけどエンジンが掛からない。
火は飛んでいる。
何度やっても掛からない。
なんの事は無い。
スロー調整が出鱈目だっただけで、
調整したらエンジン掛かった。

物事は難しく考えてはいけない。
基本から順を追って行くのが、
問題解決の近道だ。
余計な詮索は却って遠回りになる。

結局その後天気が悪くなって、
予定していた作業の1/4も出来なかった。
あ~、時間無駄にした。

大将、訴えられるか!?

ウチの事務所が入っている区分所有建物の名物自治会長こと「(お山の)大将」
先日の総会を持ってその任を解かれた。

総会の前に仲が悪い会員とひと悶着あって、
その悶着の中で、
大将が行政から自治団体へ給付される交付金を、
不正に受け取っていた事実が判明した。
その総額100万円近く。
大将は不正受給したカネを、
正当な報酬だと主張しているが、
行政は自治会長個人への報酬では無いとしている。

この事が明らかになって、
今期の監事はこの事を追及する姿勢でいる。
俺の所にその協力要請に来たが、
そういうのは面倒だから断ったんだが、
証拠として、
どんな物を揃えれば良いかと言う事と、
債権、債務に関する簡単な説明だけしてやった。
後は、今期の自治会役員の仕事だ。

これまで散々傍若無人に振る舞い、
自治会を私物化して来た大将なんだが、
会員も大将の正体に気が付き、
この二年間は大将の傍若無人は役員に抑えられ、
続投も阻止された。

ところが退任直前になって、
大将と仲が悪かった会員とひと悶着会って、
バカだから大将が放った一言で、
売り言葉に買い言葉になって、
大将の不正が明るみに出て、
騒動になりつつあると言う訳だ。

幸いなのは、
何年か前に民法が改正されて、
消滅時効の期間が伸びた事だ。
これによって、
大将が不正受給した交付金全額を
返還請求する事ができそうだ。

さて大将、
どうなる事やら。
俺は火を煽って、
高みの見物としゃれこむww。

子は親の鏡

キッシーのバカ息子が調子こいて色々やらかし、
週刊誌にすっぱ抜かれて、
この先もまだネタがあるそうで、
野党もそれに乗じてやいのやいの言い始めた。

政治家の息子なんてのは、
そんなもんだ。
もちろん全部がそうと言う訳では無いが、
勘違いしている奴が案外居る。
俺が知っている、
親が大臣を務めてだバカ息子もそうだ。

政治屋の親が急逝した事で、
急遽次世代を継がせる事になった。
子供は三兄弟で、
長男は政界には関わらず、
全く違う立派な職業についていて、
後援会は長男を希望したが、
長男は拒否。

なので、
次男が二代目を継ぐ事になったんだが、
この次男がとんでも無い奴で、
あちこちでやらかしていて、
後援会も、
こいつが継ぐことに反対していた。

末っ子はまだ年齢が若くて、
立候補できる年齢では無かった。
それで次男が、
親の意向もあって選挙に出たんだが、
あえなく落選。
その次も落選。
重ねて落選。

落選したのは、
次男の悪い評判を有権者達が知っていたんだな。
その間、政治家一家だったその家は没落し、
家屋敷も売り払って凌いだ。

やっぱり次男じゃダメだって事に気が付いて、
被選挙権を得る年齢に達していた、
まじめな性格の末っ子が出た所、
何とか地方議員に当選。
地方議員で何期か修行を重ねて、
国政に挑戦して当選した。
その後は国政で頑張っている。

親が大臣クラスだと、
羽の生えたような生活ができる。
それに勘違いする子供が居ると言う事だな。
ちゃんと教育していないから、
表面上しか親の姿を見ていない子は、
勘違いする。
当然そんな奴が政治家になっても、
碌な政治家にはならない。

キッシーは息子を秘書官に任命していたのは、
自分の跡継ぎにする為に任命していたのだろう。
しかし息子は勘違い野郎で、
自分の立場を弁えず、
好き勝手なことをやって、
余りの酷さにマスコミに鍵つけられて、
政権に影響を及ぼすまでになってしまった。

考え様によっては、
悪い芽は早いウチに摘み取った方が良いから、
マスコミの息子叩きは良かったのだと思う。
俺に言わせれば、
岸田も政治家としては信念が無い様に見える。
しかも国民の為にはなっていない。
むしろ利権やしがらみを振り払えず、
軽い神輿になっている。

担ぐ方にしてみれば神輿は軽い方が良くて、
利権にまみれた奴らが担いでいるから、
国民が望む路線とは違う方向に向かってゆく。
だから国民はいつまでも苦しむ。

その芽を摘み取ったのだから、
今回は良しとしよう。
願わくば、
更なるスキャンダルを出してもらって、
一日も早い岸田政権失脚を願う。