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ブラックジャック不要論

ブラックジャックと言えば、
トランプゲームでは無く、
手塚治虫の漫画作品のキャラクターで、
無免許の名医なのは有名。

ブラックジャックは人気があって、
アニメ化されたり、
実写ドラマもあって、
主役は確か、加山雄三だった記憶があって、
変な怪しげなオープニングが印象に残っている。
内容は全然記憶にない。

「私、失敗しないので。」
なんて言う医者も居る様なんだが、
素人目から見ると外科医は医者の花形だな。

確かに外科医は手先が器用かそうでは無いかで
技術の差が出る事は想像できる。
精密なメスさばきで、
鮮やかに短時間でオペをこなし、
「あとの縫合はたのむ。」
なんて言っちゃってオペ室を出てゆくイメージww。

こないだお客から聞いた話なんだが、
その御仁、大腸がんで手術をした。

自覚症状は全くなかったんだが、
健康診断で引っ掛かり、
再検査したらステージ4の大腸がんが見つかった。
幸い骨には転移していなかったので、
大腸がんの摘出手術をする事になったそうな。

大腸がんの手術と言えば、
昔はメスで腹を切って手術するイメージ。
最近は腹に小さな穴をあけて、
ファイバースコープやら超音波メスやらを突っ込んでやる、
腹腔鏡下手術だ。

所が最新は、
ロボットで手術するんだそうだ。
医者は直接手術しない。
医者はモニターを見ながら、
リモコンでロボットを操作して、
手術その物はロボットがするんだそうだ。

手術台に仰向けに寝ると、
上から蜘蛛の様なものがぶら下がっているんだそうだ。
それが手術ロボットなんだそうで、
その蜘蛛の足には、
メスやらスコープやらが取り付けてあって、
最初にちょっと腹に穴をあけたら、
蜘蛛の足のひとつから、腹の中にCO2を放出して膨らませ、
他の足に付けられたスコープで腹の中の様子をモニターに映し出し、
医者はモニターを見ながら、
他の足に取り付けられた手術器具を操って、
手術するんだそうだ。

このロボットを使う最大のメリットは、
正確にオペが出来る事と、
生体へのダメージが少ない事なんだそうだ。

人間がいくら正確に切ると言っても、
手の震えなんかがあってダメなんだが、
ロボットは正確に、精密に切る事ができて、
癌細胞の取り残しなどが無いのだそうだ。

もちろん生体へのダメージも少ないから、
手術後4日間入院して、
退院して3日目には仕事に行ったそうだ。

まだこの医療ロボットは数が少なくて、
どこにでもある訳では無く、
かの御仁も手術まで3カ月程待たされたそうな。

いくらロボットが正確に手術すると言っても、
ロボットを動かすのは医者だから、
やっぱり上手い下手はあるのだろうな。

ロボット手術の話を聞いて、
未来を感じてしまった。
それと、
やっぱり一度は、
健康診断に行った方が良いのかな?
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