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死刑執行

今日ひとり、死刑が執行されたそうだ。

死刑判決を食らったぐらいだから、余程の犯罪を犯したのだろう。


この死刑囚は、判決が確定してから執行されるまで何を想っていたのだろうか。

己のした事の重大性を悔い改めただろうか、

それとも開き直っていたか、何とも思っていなかったのか。


人の命を奪うと言う行為は尋常ではない。

そこに至るにはどういう心理の変化があったのだろうか。

生まれながらにして、そういう基質を持っていたのだろうか。

それとも人生の過程の中でそういう道に進んでしまったのだろうか。


この死刑囚は70歳を過ぎているそうだ。

放おっておいてもその内お迎えが来る年齢だ。

齢70歳を過ぎて、何を考えながら刑場の露となって消えたのかは、

本人しか分からないが、

せめて自分が犯した事の反省をしていたのならは、

いくらか救われる。

そうでなければ、手にかかった被害者も救われない。


被害者の遺族は、死刑が執行されたとは言え、ひとつの区切りぐらいにはなるだろうが、

理不尽にも命を奪われた心の傷が癒える事は無いだろう。

殺人というのは、そういう部分でも罪が重いと思う。

遺族の心から生涯その傷が癒える事はないのだ。


人の命を殺めると言う行為は、どんなに償っても償いきれる物では無いと言う事だ。



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