忍者ブログ

死刑執行

今日二人の死刑が執行されたそうだ。

死刑については賛否がある。アンケートを取ると過半数は賛成している。

死刑に反対する人達の理由は、主に人権だ。

そして執行する人の事を慮っている。


死刑に賛成する人の理由は、抑止力と国家による復讐に賛同するものだ。


俺は死刑は賛成だ。

死刑になりたくなけれ、そんな事しなけりゃ良い。

死刑になるほど悪いことをしたのだから、仕方ないだろう。


但し、冤罪については十分審議を尽くすべきだ。

裁判は公正、公平では無い。時として偏った判決が出る事がある。


死刑の方法については判断できない所がある。

日本の死刑の方法は絞首刑だ。

絞首刑を主張する者の意見は、床板が空き、落下したと同時に即死すると言うが、

そんな事は無いと思う。

その手の本を読んだことがあるが、事切れるまでに数分間ある。

その間、死刑囚は地獄の苦しみを味わう事になる。


それが残酷だと言う声もある。

しかし死刑囚の犯した事も残酷だ。

死刑囚が死刑になった所で、被害者の心は救われないと思う。

だからと言って、死刑を楽にするというのもどうかと思う。

そんな事したら、自殺願望者が犯罪を犯す可能性が大いにある。


ならば、適度に死刑の苛酷さをある程度表に出す事によって、

抑止力に繋げる事が、人間の知恵だと思う。

まぁ頭に血が登っている獣に、自分が死刑になる事など思いもつかないだろうが、

そういう事になる前に、死刑に対する認識があれば、犯罪の抑止力になるのでは無いかと思う。


死刑で一番気の毒なのは、死刑を執行する刑務官だ。

死刑に直接立ち会わなければならない。

仕事とは言え、気持ちの良い仕事ではない。精神的にもショックを受けるだろう。

その辺りの配慮は最大限にしなければならない。

俺が思うに、死刑の問題はこの部分が最大の問題だと思う。


これから刑場の露と消える運命にある死刑確定囚は100人を越える。

彼らは今、何を思っているのだろうか。

己のした事に悔い改めているのだろうか。

それとも自暴自棄になっているのだろうか。


そもそも、死刑になる様な事をしなければ良いだけの話だ。



にほんブログ村 オヤジ日記ブログ ちょい悪オヤジへ
にほんブログ村
PR