勝手にぶつぶつ

キッシー・ゲル政権の無能経済政策のせいで、
内需はコテンパンになっていて、
建設業・運輸業・サービス業の倒産が増加している。

こないだウチにも不況の影響で、
ローンが支払えなくなったから、
家を売却したいとの案件が来た。

毎月の支払いは賃貸アパートと変わらないぐらいなんだが、
それすらも支払えなくなってしまったとの事だ。
仕事は建設関係で、
仕事が激減して収入が十分に得られないのだそうだ。

気の毒なのは、
家族が共有者である事で、
当時債務者一人ではローンが組めなかったので、
収入がある家族が収入合算でローンを組んだ。
その家族は結婚して家を出たから、
実質債務には関係ないが、
債務者として責任を問われている。
このままでは、
その家族もブラックリストに載ってしまう。

家族が協力すれば、
アパートの家賃程度の支払だから、
売却するまでの間なんとか頑張って支払いができれば、
債務者も共有者の家族もブラックリストに載らずに済むんだが、
複雑な家族関係があるみたいで、
それはできないらしい。

問題の家の謄本をあげてみたんだが、
ちょっと興味深い事があった。
この物件は築２０年で、
件の債務者が所有する前に、
ふたりの所有者が居たんだが、
１０年の間にふたりとも破綻しているのだ。

家は競売になって、
不動産屋が競売落札して、
件の債務者が購入している。
そして件の債務者も破綻した。

唯一この物件で破綻しなかったのは、
競売落札した不動産屋だけで、
購入して居住した者は、
全員破綻している。

ちょっとヤバい感じがする。

まぁウチは事務的に手続きを取るだけで、
今回は仲介で流すから、
影響は無いだろう。
淡々と手続きを進めてゆくだけなんだが、
念の為お祓いだけは受けておこうと考えている。