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施主が怒ってカネを払わない

前回の続き。

やはり、いい加減な工事に施主が腹を立てた事が原因の様だ。
あまりにお粗末な工事に法外な工事価格。
やり直しの施工をしている職人が、親方であろう者に電話しているのが聞こえた。
「カネ貰えないんじゃ、ユンボもってきてぶっ壊す。」
と言うセリフが聞こえた。

午後になると、親方らしき者が現場に来て、作業を手伝っていた。
親方と言っても、職人では無い様だ。
ちょこっと仕事を手伝って、後はクルマの中で寝ていた。

親方も、職人に下手な仕事をさせた上に、カネを貰えないんじゃ大損害だ。
何とかしようとしているんだが、施主を納得させるのは難しそうだ。

そうそう、そいつらが施工した土間コンの一部を切ったんだが、
砕石もメッシュも入っていないw。土の上にいきなりコンクリートを打っただけ。
転圧もロクにしていない様だ。
これじゃぁ簡単にクラックが入る。
ウチが切った事で、クラックが入ったら、ウチのせいにされたら敵わんから
その旨監督に伝えて置いた。

こんな工事やって法外なカネを取ろうってんだから、そりゃ相当な無理がある。
恐らく職人は、親方の指示で施工したんじゃないか?
職人もあんちゃんで、もう一人はど素人のあんちゃん。
ウチの仕事をやるのを見ていた。
そんなにめずらしいか?

トラブルは現在進行形で、解決は相当遠そうだ。
少なくとも、減額されるんじゃないか?下手すりゃ裁判だw。
ウチは確実に仕事をこなして、高みの見物だな。

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営業マン 怒鳴りつけられる

今ウチで請け負っている外構工事の現場、
元請けの営業マンと施主がえらいトラブっているらしい。
俺は施主とも話をしたが、穏やかで飲み物なんかを差し入れてくれる。
良い施主だ。

所が、今日夕方、俺が現場の片づけをしていたら、施主が営業マンに
「話が全然違うじゃねぇかよ!」
と怒鳴っていた。
営業マンは何か言い訳をしていたが、けんもほろろ。
あの穏やかで優しい施主が怒っている所を見ると、
尋常では無いトラブルの様だ。

この営業マン、3月いっぱいで会社を辞めている。
それなのに現場に来ているのは、何かややこしい事をしたのか?
普通、辞めた会社の現場には、たとえ担当でも来ないだろう。
それが来て、施主に怒鳴りつけられるとは、余程の事があるにちがいない。

俺が思うに、外構工事に問題があるんじゃないかと思っている。
この現場の外構工事はひどい。まるで素人が日曜大工で施工したみたいなお粗末さ。
ウチはその後始末をしている様な物なんだが、
他の営業マンに聞いた話だと、
そのお粗末な外構工事に、破格の費用が掛かっているというのだ。

これは俺の推測なんだが、件の営業マン、
素人外構屋から、相当なキックバックを貰おうと画策したんじゃないかと思うのだ。
破格の工事金額で、安く叩いて工事やらせるから、お粗末な仕事しかできない。
それが、思った以上にお粗末で、素人が見てもお粗末だと分かるぐらいひどい。
しかも直し様が無い。

施主にしてみたら、法外なカネを取られた上に、素人みたいな仕事をされて、
しかも直し様がない。そりゃ怒るわな。
会社としてもフォローしきれない。ってか、会社の知らない事が出来て、
辞めた件の営業マンを引っ張り出してきたんじゃないかと思うのだ。

ウチはこの件には関係ないし、言われた事を確実にこなすのみ。
営業マンは絶体絶命のピンチだが、
ウチはビジネスチャンスを頂けてハッピーだ。

俺は客と揉めた事が無い。
キチガイな客とは揉めた事があるが、その客は関係者全員と揉めている。
客の頭がおかしいのだ。

穏やかな客を激怒させ、そいつは3月いっぱいで辞めているというのは、
やっぱり金銭関係でヤバい事をやらかして、会社を辞めたんじゃないかと思う。
まぁウチには関係ないし、高みの見物とゆくか。

ベテランだからって良い訳じゃない

ベテランの営業マンが居る。業歴は30年以上だ。
だが、宅建取引士は取得していない。
何年もチャレンジしているが、未だ合格しない。

この人、業歴は長いが、宅建士が合格できない事からも分かるが、
不動産屋に必要な、基本的な法関係の勉強をしていない。
だから試験に合格できない事はもちろんの事、
実務でも、間違った認識で業務をしている。

不動産屋というのは、確かに物理的な土地や建物の取引をするが、
その根本は法律だ。法律で動かしていると言っても良い。
不動産屋は法的知識が無いと、必ずトラブルを起こす。

このベテラン営業マンも同じ事で、時としてトラブルを起こす。
本人は自信たっぷりなんだが、話を聞いていると、
所々に間違った認識を持っている事が分かる。

たとえば、特約条項に書かれている事が法だと認識している。
ちがうちがう。それは特約だから。
特約条項には
「法では〇〇だけど、今回は××にしますよ。」
と書かれていて、
××の方を法だと認識して居たりする。

自分はベテランで、間違っているという認識が無く、
自信たっぷりな所が始末が悪い。
相手は素人で、ベテランに自信たっぷりに言われたら
「そうか。」
と思う。

また、役所との交渉も、法的知識が無いから、
役所の都合の良い様に処理され、権利者が不利益を被る事がある。

自分はベテランだという自信が、時として本人は勿論、
取引相手も損害を被る事があるから始末が悪い。

件のベテラン営業マンは、今年も宅建士の試験を受験するそうだが、
こういっちゃなんだが、宅建士の試験なんてのは、士業の中では一番優しい試験で、
それに何十回も落ちているなんてのは、もう才能が無いと言う事だ。
諦めた方が良い。

悪徳業者

不動産屋というと、悪いイメージが昔からある。
最近はクリーンになったが、まだまだあくどい奴は居る。
今どき、そんな手口をつかうか!という話。

前回のブログで、相続がらみの物件を扱っている事を書いが、
今回も、相続がらみの話だ。

ある人に相続が発生した。相続人は兄弟が数人。
その中で年長である男性が、相続人の代表の立場にあった。
その男性は、正直言って、聡明な御仁では無い。
まじめなのだが、酒や女に溺れる弱いタイプの人物だ。
しかも世の中の事に疎い。

その御仁に相続が発生した事を知った、御仁の知り合いの不動産屋が、
酒をごちして、御仁が酔った所で、相続物件を売る様に、
10万円ばかり酒の席で手渡したというのだ。
御仁も酔っぱらっていい気分だったから、
その金を受け取ってしまったというのだ。
領収書の様な物は書いたが、
契約書などは取り交わしていないと言う。

こうしてその不動産屋は、物件を抑えて、
客づけ買取をするべく、御仁が無知な事を良い事に、安く買いたたこうと言う訳だ。
相続人の兄弟は、その事実を知らない。
このままでは、相続人も損をする事になる。
今でも、こういう不動産屋が居る事におどろくやらあきれるやら。

酒の席で、正常な判断ができない状態で結んだ約束は、
無効にできる可能性が高い。
ただ、それを証明するのが難しい。
受け取った金を返還すれば良いんだが、
もし不動産屋が拒否したら、債務不存在で法務局に供託するのも手だ。
ただ、その後、民事で揉める可能性がある。
もし問題に発展したのなら、
その不動産屋を管理する役所、都道府県知事免許なら、各都道県の所管の窓口、
国土免許なら、国土交通省の所管の窓口に相談に行けば、
役所が業者に指示する事もあるが、
違法性が無ければ指示は出ない。

酒の席で売買契約の様な事をするなど、
昔流行った原野商法のやり口だ。
受取る方も受け取る方で、
こういう疎い奴が付け込まれて、身ぐるみはがされるのだな。

ああ、不動産屋は怖い。

不動産屋のサイト制作料はバカ高い

昔は「住宅情報」や折り込みチラシなどが不動産屋の広告媒体だったんだが、
今やネットサイトが主な媒体だ。

不動産屋の業務実態と言うのは、情報を扱う。
いかに不動産情報を広く広告して商談を成立するかであって、
情報発信ができないと集客ができない。

だから大手を始め、エンドユーザーを扱う不動産屋はネットサイトに力を入れて来た。
不動産屋というのは、情報量が多い。
一般の店舗は、せいぜいメニューぐらいだが、不動産屋が扱う物件情報は、何百にも及ぶ。
当然ページ数が増える。更に顧客管理も必要になる。
そうなると、業者に任せてサイトを作るしかない。

では、マトモな不動産屋のサイトを作ろうと思ったら、どのぐらい費用が掛かるかと言うと、
制作費に100万円とか300万円。
更に月々の費用が数万円から数十万円掛かる。

小さな不動産屋もサイトを持っているが、とても集客ができる様なサイトでは無い。
せいぜい名刺代わりのサイトだ。
それでも作成に数十万円掛かって、月々の費用も支払う。
SEOなんてやってない。

そんなサイトでも、物件情報の打ち込みは誰かがやらなくてはならない。
業者に頼むと高くつくから、社員の誰かがやる事になって、
その為の人員が必要になったりして、やっぱり経費が掛かる。

ウチのサイトは業者に依頼するのではなく、俺が作っている。
SEO対策も自分でやっていて、そこそこ上位に表示される。
そりゃ専門家じゃないから、技術的な事は及ばないが、
ありがたい事に、最近のGoogleのアルゴリズムは、
技術のテクニックよりも、中身が如何に充実しているかが重要視される様で、
その辺りを充実させれば、上位に食い込める様だ。

技術では無くて、ソフトが重要視されるのであれば、
エンジニアよりもクリエーターの方に分がある。
サイト作成会社の作成者は、不動産屋ではない。
不動産屋の微妙な所の表現は出来ない。

所が、ウチは不動産屋が作っているから、ソフトの部分は強い。
ただ技術が無いから、それを目立つように表現できない。

一長一短はあるんだが、
ウチみたいに吹けば飛ぶような会社wは、
サイトを作るのに何百万円も掛けられない。
だからウチは昔から、自分でサイトを作ってアップしている。

中身は別として、サイト歴だけなら、もう20年近くになる。
技術もその間にどんどん進化していて、今じゃ追いつけない。

最近はワードプレスが良いそうなんだが、
ウチはまだ取り組んでいない。スタイルシートで精いっぱいだ。
簡単なサイトなら立ち上げられるのだろうけど、
不動産屋のサイトとして立ち上げようと思ったら、
それなりに勉強しなければならない。
とても今はそんな時間が無い。
ただ、それもやっていかないと取り越されてしまう。

サイト作りに入ると、俺は不動産屋では無くなるw。
朝から深夜まで作成に取り組む。
形が一度できてしまえば早いのだが、
素人故、骨格を作るのに時間が掛かる。
そりゃサイト作成会社が、何十万も何百万も取るのが分かるわ。

そんなんで年末俺は、サイトの整備に取り組んでいて、
まだ年賀状も書いていない。それはいつもの事w。

できればあと1ヶ月は時間が欲しい。
もうね、ホント、何屋なんだか分からん年末になってしまった。