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無知の妄言

今朝ラジオを聞いていたら、某評論家が経済の事について論じていた。
そいつは、
「日本を始め、世界は借金をして経済を拡大させている。それは危険な事だ。」
と公言していた。

借金して経済を拡大するのは当たり前だ。
それをしなければ、経済は縮小する。

商売というか企業は、金融機関からカネを借りて事業展開を行って利益を上げている。
もし企業が金融機関からカネを借りずに事業展開しようとしたら、
資本金の範囲の中でしか事業展開できない。

企業は資本金の何倍、何十倍、何百倍のカネを借りて事業展開を行っている。
借金して事業展開し、経済を拡大させるのは当たり前の事だ。
下手すりゃ資本金だって金融機関からの借入だ。

件の某評論家は、世界経済は危険な方向に向いていると論じていた。
これは「自分は無知でバカです。と公言している様なものだ。

この某評論家は、有名大学を卒業し、大企業の研究員を経て、
現在は某大学の学長も務めている。
この様な輝かしい経歴でありながら、経済の事についてはまるで素人で、
トンチンカンな事を平気で公言している。
中小零細企業の社長の俺の方がよっぽど経済を理解してる。

どうやらこの某評論家は、バランスシートと言う物を知らないらしい。
経済に対する認識が、家計を預かる奥方と同じ感覚で、単式簿記なのだ。

「日本の借金1000兆円、国民ひとりあたりの借金800万円!」
と騒いでいるバカな輩と同じだ。

借金と言うのは負債だ。負債の反対側には資本がある。
銀行から1000万円借金する。
それが即座にどこかに行ってしまって、
借金が丸々残ってしまう訳じゃない。
手元には借りた1000万円の現金が残る。
手元には何も無い訳じゃない。
これがバランスシートだ。

企業はその借金1000万円で事業展開して利益を生んで、
借金した1000万円をそれ以上に増やしているのだ。
それが経済の拡大だ。

経済を知らない、でも評論家としては顔が売れている者が、
「このままでは世界経済が危ない、日本財政が危ない。」
などと間違った経済の妄言をマスコミを通じて公言するから、
間違った知識が国民に広がって、
経済と財政出動に悪影響を及ぼし、
日本の景気回復の足かせになっているのだ。

もしかしたら、この某評論家、
TBSの日曜朝の反日テレビ番組に出演しているぐらいだから、
中共と関係があって、日本を貶めようとしているのか?

こんなのが学長に就任している大学って.......。
日本は不幸だな。
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殺虫剤 プロ用と市販品は同じ

この間、消毒屋と色々話をした。

プロは様々な殺虫剤を使っ殺虫する。
その薬剤のパッケージにプロ用と記載されている。
なので、一般用と違って強力なのかと思ったら、
なんと一般用と違いは無いのだそうだ。

というのも、薬物には規制があって、
その規制に基づいて作られているから、プロ用も一般用も大して変わりはないんだそうだ。
ただ、プロは大量に使うから、仕入れ値は全然違うとか。

なぁんだ、そうだったのか。
ウチには以前、違う消毒屋からもらったプロ用の殺虫剤があるんだが、
特別に強力な物だと思って、慎重に使っていたんだが、
市販されているのとほぼ同じだそうで、何だか気抜けした。

一般の殺虫剤に比べて、ものすごく良く効くものがある。
それは何と「CRC556」だ。そう潤滑剤。
嘘だと思ったら試してみな。

蚊が飛んでて、一般の殺虫剤を撒いても直ぐには死なないが、
CRC556を吹くと、吹いた途端その場でマンガの様にコロリと落ちるから。
蚊だけでは無くハエにも同様に効くからw。
なぜそんなに効くのかは知らない。油の成分なのか猛毒の成分が入っているのか。

CRC556だけでは無く、同様の潤滑スプレーでも同じように効果があるから、
多分油の成分が作用しているのだろう。

今年はあまりの猛暑、いや酷暑の為、蚊の発生が少ないそうだ。
そう言われれば、今年は殆ど蚊に食われていない。
でも秋になって気温が下がったら大量発生しそうだな。

CRC556買っておくか?w


中元がしょぼい

中元の時期になった。
今日も中元が届いたが、みんな押しなべてしょぼい。
明らかに安い中元になっている。

これまで中元が届いていたが来なくなった業者が複数ある。
昨年取引が無かった事もあるが、原因は分かっている。
苦しいのだ。

もう何度も書いているが、
首都圏郊外の不動産屋は景気が悪い。
主力商品の建売が全然売れないのだ。

少子高齢化によって、建売を買う一次取得層が激減しているのだ。
売れなくて当然。
物件は供給過多になっていて、少ないパイを奪い合っている状態。

いつもだが、中堅と言われる所程苦しい。
それはランニングコストが掛かるからだ。
ウチみたいに零細企業はランニングコストが掛からない。
損益分岐点が元々ぐんと低く、
安定した貧乏だから、それ程の変化は無い。
また、市場の変化に柔軟に対応できるのも強みだ。

そんな事で、
みんな中元の単価を減らしたり、贈るのを止めたりしている。

これまで元気が良かったブローカーも、
繋いで行くのが必至の様だ。
去年調子こいてクルマ買い替えたみたいだが、
それが今になって効いているみたいで、
今年は中元を贈ってこない。

別に中元が来ない事を不満にしている訳では無い。
こっちも贈らなきゃならんから、中元なんて風習は無い方が良い。

そうでは無くて、
中元を通じて、いかに首都圏郊外の不動産屋の景気が悪いかと言う事だ。

首都圏郊外の不動産屋は、景気が悪くなるぞ

金融緩和で、民主党政権の時よりも、全体の経済は底上げしているが、
まだ春風を感じるまでにはいっていない。
特に首都圏郊外の不動産屋と建築屋は、良くなったとはまだ言えない。

そんな状態の中、嫌な電話が入った。

それは知り合いの解体屋からだ。
解体屋は「仕事が甘くなった。何か仕事が無いか?」と言うのだ。

不動産屋の先の状況を知るには、解体屋の動きを見ていると良く分かる。
プロジェクトの先方は解体屋だからだ。
プロジェクトは、解体→造成→建築→販売の順で動く。
その最初の解体屋が動いていないという事は、新規プロジェクトが無く、
在庫がだぶついているという事で、
それは、需要不足になっていると言う事なのだ。

不動産の一次取得層は、団塊の世代のジュニアを通り越し、今や少子高齢化、
就職氷河期に社会に出て来た年齢が層に入って生きている。
その層は、非正規雇用の者も少なくなく、年収も低い。
当然結婚して家庭を持っている数も少ないため、
マイホームを持つ数も減っているという事になる。

いよいよその時が来たかと言う事なのだ。

俺の考えでは今後、首都圏郊外の不動産、建設に春が来る事は無いと思っている。
少ないパイを奪い合う事になるのだろう。
当然不動産屋、建築屋は淘汰される事になる。
中堅と言われる会社は、苦しむ事になるのだろう。

ひとつ心配している事があって、
連絡が来た解体屋の他に、もう一社懇意にしている解体屋が居るんだが、
そいつと連絡が取れないのだ。
電話しても出ない、メールを送っても返信が無い、ファックスもダメ、
一体どうしたのだろう。
もしかして、経済的に厳しくなってしまったのか?
連絡を待っているが、今の所音沙汰が無い。

政治に期待はできない。
今の政治体制では、デフレから速やかに脱却する事はできない。
安倍政権が悪いのではない。
安倍政権だからここまで改善したのだ。
所が、次の政権を担う者は、おそらく経済を正しく理解していない。
多分、再び日本経済は落ちてゆく事になるだろう。

連絡を寄越した解体屋と、今日これから現場を見に行くんだが、
その時にもっと詳しい話を聞いてみよう。
半年先、1年先の不動産、建築業界の状況が見えてくるだろう。

首都圏郊外の不動産市場 異常

今年の首都圏郊外の不動産市場は、リーマンショック以来の異常状態だ。
建売の在庫物件の値下が半端ない。
売り出し当初から200から300万円の値下は当たり前。
500万円の値下も珍しくない。
ひどいのは1000万円近く値下げして売却した話も仄聞している。

この事については、ちょくちょく書いているが、
不景気もあるのだろうが、少子高齢化とデフレの就職難の影響で、
一次取得者のマーケットが縮小しているのだ。
その一方、供給量は減っていないから、需要不足の供給過多になっているのだな。

これな、潰れる不動産屋が出てくるぞ。
大手建売メーカーだって、事業縮小せざろう得なくなる。既にその動きもあるしな。

逆に言えば、今超買い手市場だ。
建売を買おうと思っているエンドユーザーは、やりたい放題できるぞw。
売れ残り物件なら、販売当初から500万の値下げ価格で買えるからな。
ってか、当初の金額が高すぎるってのもあるけどな。

先述したが、ウチが仕入れにちょっと関わった物件は、
1000万円の値下をして売ったらしい。
周囲の中古物件より安い金額だ。
おかげで中古が売れなくなったらしい。

こんなめちゃくちゃな事をやるから、相場が崩れるのだ。
建売屋は不動産市場をめちゃくちゃにしている。
酷い値下げで相場が保てないのだ。
そのくせして仕入れは高い価格で買うから、
整合性が取れない状態で、仕入れも賭けみたいになっている。
これでは、ウチみたいなところは、ヤバくて仕入れができない。
仕入れたは良いが、近くで建売屋がたたき売りなんかしようもんなら、
売れなくなってしまう。迷惑極まりない。
実際、それで屋台骨が揺らいだ地場の不動産屋もあるしな。

元をたどれば、バカな政治屋と役人がやらかした
金融政策と財政政策の失敗で、いまでも財政政策はその誤りを正しておらず、
デフレから完全に脱却できず、個人消費も芳しくない。

この先しばらく、首都圏郊外の不動産屋は正念場になるんじゃないか?
ウチみたいに零細で、何でもやる所は生き延びるんだろうが、
固定費が掛かる中堅の会社は、相当厳しくなるかも知れんな。
かつての惨状が、再び起きる様な気がする。