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中小零細企業の世代交代

元同僚で、今はリンクしながら仕事をしている奴がいるんだが、
そいつが数年前、クモ膜下出血を発症ししばらく入院した。
幸い手当が早かったから、現在はなんの障害も無く仕事をしている。

先週末、いつも仕事を出している司法書士兼土地家屋調査士の先生が倒れた。
現在入院しているそうで、こちらには病名は分かっていない。
あまり具合は良くない様だ。
先生の体が心配なのは勿論だが、ウチの仕事はほぼ100%この先生に出しているから困る。

この先生は気さくで、色々な事を教えてくれるし、仕事も早くて正確。
ウチの社有物件の権利証は、全てこの先生の所に預けてあるそうだ。
そしてウチの資材置き場の大家さんでもある。

今月初めに会った時にはなんともなさそうで、いつもの通りだった。
入院する前にも電話で話をしたが、その時も普段通り。
翌日突然倒れて入院したそうだ。

現在事務所は事務員が仕事をこなしているから、
業務的には問題は無いが、要の所は先生が抑えているから、
やはりその辺りは心配だ。

今一緒に仕事をしているパートナーも爆弾を抱えている。
10年ほど前に心臓をやっている。
先週ドックに入って検査した所、なんとも無くて安堵している。

ウチは少数精鋭でやっているから、
誰が欠けても業務に支障が出る。
この辺りがウチの会社の欠点だな。
俺だけはどういう訳だか、水虫以外に悪い所は無い。
毎年高い健康保険税を支払っている。

みんな段々そういう年齢になって来たのだとつくづく思う。
しかし最低でもあと20年はみんな頑張ってもらわなければならない。
少なくとも、俺より先にへたばって欲しくない。


中小零細企業というのは、世代交代が肝だ。
世代交代が上手くゆけば良いのだが、
中々そうも行かないのが現実だ。

特に不動産屋なんてのは、個性的というか変わり者の経営者が多い。
だから親父の後を継ぐ二代目なんてのは、よほどウハウハ状態でなければ無い。
大概二代目は他に就職しているか、他の業種に就いている。

とにかく先生。重病でなければ良いが、心配している。

一日も早い復活を祈るのみだ。



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