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今どきの地上げ

首都圏郊外の不動産屋は、
軒並み閑古鳥が鳴いている。
一方、都心や都心に近いエリアのマンション市場は、
活況を呈している。

最近、
マンションの地上げが横行しているのだそうだ。
マンションの地上げと言っても、
一棟丸ごと地上げと言う訳では無く、
区分所有居室の地上げが盛んになってきているのだそうだ。
それも独居老人の部屋を狙って。

手口としては、
独居老人が居住している区分所有の部屋を訪ね、
部屋を売却して、
そのカネで老人ホームに入る事を進めるのだそうだ。
地上げ業者は、
老人ホームと提携していたり、
自社が関連している老人ホームに、
地上げした部屋の所有者であった老人を入居させるのだそうだ。

この手口、
嘗て流行った任意売買の債務者を追い出すのと同じ様な手口で、
転居先の賃貸住宅を用意しておいて、
債務整理してやるから、
そこに入居して楽になれとやる訳だ。
まぁ楽にはならんけどなww。

マンションの地上げは、
マンション用地を確保出来ない事にある。
土地は生産性が無い。
首都圏は建物がびっしり建って居る。
工場などが廃業したりして、
纏まった土地があればマンション建設はできるが、
そういった纏まった土地はなかなか無い。
そこでマンションを一棟建てることを諦め、
部屋を仕入れて、
リフォームしたりリノベーションしたりして、
売却するスタイルに転換した。
それでも十分な仕入れが出来ず、
一時は、
レインズに載っている物件を購入する業者も居たようだが、
今では直接地上げしている様だ。

手口は、
独居の部屋を訪問し、
何時間も粘るらしい。
これは昔の不動産屋の手口ww。
中にはまだらボケの年寄りも居る。
なんだかんだ、あーだこーだ言って、
何時間も粘り、
根負けした老人は売却に応じる。
不動産屋は相場よりも安い業者買取価格の売買契約書を
その場で署名捺印させる。
契約書に署名捺印したら即手付金を支払う。
これで売買契約は完全に成立だ。
後で老人が売買契約を取り消したいとしても、
不動産屋はそれに応じない。
売却の契約はクーリングオフの対象にならないし、
それどころか、
違約金の請求をされる。

こうして独居老人はマイホームのマンションを安値で、
まんまと不動産屋に取られる事になる。

いつの時代になっても不動産屋ってのは、
しょうがねぇな。
終の棲家を騙し取られた老人には、
お見舞い申し上げるしかできない。

ちなみに、
不動産屋が部屋に上がってきて、
中々帰らなかった時は、
はっきり
「帰ってくれ。」
と少なくとも3回申し渡すこと。
この時、録音が取ってあれば最高。
「帰れ!」と言っても帰らなかった場合は、
不退去罪で110番して警察を呼べば良い。
こうすれば不動産屋は退散するはずだ。
もしも不動産屋が馬鹿な奴で居座っていたら、
その内警察官が来て、
引きずり出してくれる。

くれぐれも悪い不動産屋に騙されない様に。
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50年ローンはヤバい

俺はかつて住宅ローンがあったが、
繰り上げ返済して今はローンが無い。
現在事務所にしているマンションは就職後3年めに購入して、
10年後ぐらいには返済してしまった。
その後一戸建てを建てたんだが、
これも10年ぐらいで返済してしまった。
今は固定資産税と都市計画税だけだから楽だ。

俺は会社経営者なんだが、
形態としては、
会社から給料をもらっている。
会社の会計と個人の給料は全く別で、
会社のカネを個人の為に使う事は無い。
そこは明確に区別している。

給料は会社経営者だから高額だと思われるが、
びっくりする程安いww。
だから課税金額も少ない。
利益は会社の方、
いわゆる内部留保で積み上げている。
将来動けなくなったら、
内部留保から給料をもらって、
それが無くなったら法人を解散する計画だ。
まぁ老後の蓄えみたいなものだな。

俺が住宅ローンを早々に返済してしまうのは、
生活費以外にカネを使わないからだ。
休みはほとんど無いから出かける事は無いし、
酒を飲みに行くことも殆ど無い。
外食も殆しない。
これはいくらでも無いが、
畑を借りていて、
てめぇで食う分ぐらいの野菜を収穫している。

家の熱エネルギーは、
太陽光温水器と薪ボイラーのハイブリットで、
給湯と床暖房に使っている。
ガスは台所のガスコンロぐらいしか使わない。
薪ボイラーの薪は、
現場からなんぼでも出る。
もちろんタダだ。
設備費は7年で回収してしまった。

それと、
いわゆる大型家電と言うやつは買った事が無い。
事務所と家の家電は、
現場から処分依頼されたものばかりだ。
この間も、
購入して一週間も使っていない掃除機をもらった。
来月は現場から処分依頼されているエアコンを2台、
事務所の古いエアコンと入れ替える予定だ。
パソコンは貰い物と処分依頼された物と、
知り合いから購入した2万円のマックエアで、
これで十分賄っている。
複合コピー機はコロナの給付金で買い替えたから無料だ。

クルマもそうだな。
普段は会社のクルマに乗っているし、
昨年はお袋が乗っていたクルマをもらった。
会社の営業車は、
業販価格で購入した格安中古だし、
これもコロナの給付金で購入したから、
無料だww。

クルマやバイクの簡単な修理や車検整備は俺がやっていて、
ユーザー車検で俺が取りに行くから、
一般の人から比べたら車両の維持費は相当少ない。

かように大きな支出が無いのだ。
だから住宅ローンを繰り上げ返済できてしまったのだな。

随分長くなったが、
これまでは前置き。

最近50年ローンという奴が利用されている。
完済は80歳までなんだが、
恐ろしいローンだ。

バブル期に親子リレーローンなんてのがあったが、
それを一人で担うものだな。

これが売り出されたのは、
主に都内のマンションの価格高騰にある。
サラリーマンが都内でマンションを買おうとしても、
高額で手が出ない。
そこで、
支払い年数を伸ばす事によって、
月々の支払金額を抑え、
返済比率を下げて利用できる様にしたもの。

しかしだな、
このローンは恐ろしいぞ。
定年退職した後でも返済が続く。
現役の時ならバリバリ働いて返済できるが、
定年退職したあとはどうやって支払うのだ?
退職金取り崩すのか?
今の若い世代は、
年金なんていくらもらえるか分からないし、
今の政府の経済・財政政策では、
日本経済はこの先もジリ貧が続き、
余程の一流企業や公務員でなければ、
収入は保証されない。
いや、
一部上場企業でさえ、
リストラを敢行する時代で、
いつどうなるか分からない。
行く先が分からない片道キップみたいなものだ。

俺は会社を経営して感じたのは、
こんな時代では、
自己完結している自給自足が最強だと言う事だ。
世の中がどんなに乱れても、
自己完結していれば影響は及ばない。

しかしそれを実現する事は不可能だから、
少しでもそれに近づけようとしているのが、
俺のライフスタイルなのだな。

借金はしない。
物はカネがある時に買う。
普段は食えれば良い。
安定した貧乏だなww。

借金は、
予定していたアテが外れると、
一気に自分のクビを締める。
それは大抵、
自分の努力以外の事で起きる。
これは個人も会社も同じ。

50年ローンなんざ、
先が全く見えない片道切符で、
分かっているのは、
定年退職した後、
苦労する事だ。
サラリーマンの住宅ローンは、
定年退職する前に、
完済できる期間で組むのが最良だ。
と、
不動産屋の俺が言う。

やっぱり値下げする

俺に言わせれば「たりめぇだ!」だ。

昨年秋にブローカーが、
ある中古物件を持ち込んできた。
ウチの専任で販売してほしいとの事。
物件の資料をもらって現地の確認をし、
近隣の地下価と実売状況を鑑み査定金額を出した。

ブローカーが提示した金額は、
俺が算出した金額の約1.5倍だ。
そんな金額で売れるわけが無い。
しかし、その金額で売主と話をつけてきたと言う。

俺は、そんな金額では売れるわけ無いと思ったが、
ブローカーが持ち込んできた物件だから、
言われるままの金額で販売に掛けた。
そしたら案の定、
反響はほとんど無く、
成約どころか、案内も無い。

ブツが持ち込まれてから約半年、
ブローカーから「価格が高いから下げたい。」と申し出があった。
具体的にいくらにするのか提示はなかったが、
住宅ローンの金利も上がってしまったし、
市場は物余り状態だし、
建物もそれ相応に汚れ、傷んでいるから、
当初提示した金額から4割り近く減額しないと、
売れないと俺は見ている。

これから売主に話にゆくと言っているが、
売主にとって値下げは好ましい話では無く、
どのぐらいの金額になるのか、
俺は静観するしかない。

そんな状況だから、
会社としては積極的に経費を掛けて販売していないww。
ってか、
殆ど経費を掛けていない。
物件は晒されるほど新鮮味を失って、
益々売れなくなる。
だから最初の査定をちゃんと出さないとダメなのに、
いい加減な査定をしているから、
こういう事になる。

ってかこのブローカー。
ちゃんとした査定の出し方は知らない。
近所の物件情報から適当に査定しているだけで、
以前にも同じことやって、
その物件も塩漬けになっている。

まったく、
学習という事をしないんだな。

ゲル、辞めないでくれ!

若手議員に商品券を配っていたゲル。
本人は違法行為では無いと主張しているが、
公職選挙法に違反しているとの声もあり、
市民団体が告発もしている。

自民党内部では、
ゲルが総理総裁だと、
今年夏の参院選で危ぶまれる議員も多く、
ゲルが総理総裁である事に不安を抱いている。

そんな奴らがこの度の事を暴露して、
ゲルを引きずり降ろそうとしているのだが、
俺としては、
選挙は是非ゲルでやってもらいたい。

支那の毒饅頭食らった奴が大勢いて、
二世・三世のバカ議員の集まりの自民党には、
何の期待もない。

なので、
ゲルには総理総裁の座についたまま選挙に突入して、
自民党崩壊の勢いをつけてもらいたい。

幸いな事に、
ゲル推しの大手メディアは、
ゲルを叩かない。
けれど、
ネットから情報を取っている有権者は、
ゲルの所業に大ブーイングで、
ゲル率いる自民党はもちろんの事、
公明、維新もそのまま引きずられて沈没してしまえ。

自分の身は自分で守れ

早いものだな。
東日本大震災が起きてから14年だ。

当時俺は都内で打ち合わせをしていた。
午前中の業務が長引いて、
電車で出かける予定だったが間に合いそうもないから、
クルマで出かけた。

打ち合わせをしていたら、
大きな船に乗っている様な揺れが発生した。
かなり長い間揺れていたが、
半地下の部屋だった事もあって、
家具が倒れたりする様な事は無かった。

でもちょっと心配になって、
新宿の高層ビル群を見てみたら、
何とも無さそうなのでひとまず安心した。

テレビを付けると津波の様子が放送されていた。
それは現実の物とは思えず、
映画を見ているようで、
現実感がまるで無かった。

午後5時頃、
打ち合わせ場場所を出て帰路に着いたんだが、
郊外へ伸びる街道はどこも大渋滞で、
山手線のターミナル駅から環八を超えるまで、
実に3時間を要した。
その間クルマに設置してあるテレビを見ていたんだが、
余程の事が起きていた様なんだが、
自分に実害が無いから、
どこか他人事の様な感じがした。
街道沿いのコンビニと自転車屋は忙しそうで、
自転車は、
中古自転車が飛ぶように売れていた。

帰宅したが実害は無く、
神棚の榊立てが倒れていた程度で、
他に損害は無かった。

その後ワイドショーで大騒ぎした結果、
ジジババがホームセンターに殺到し、
ラップや紙皿が飛ぶように売れていた。
断水もしていないのに。

ガソリンスタンドにもクルマが殺到していて、
道路には長蛇の列ができていた。
中にか無理に給油しに行って、
スタンドに辿り着く前にガス欠食らっていたアホも居た。

俺はディーゼル車を持っていて、
重機に使う添加剤も持っていたから、
そいつを入れれは灯油をディーゼルエンジンに使えたから、
燃料に難儀する事は無かった。

3月の月末に大阪出張の仕事があって出かけたんだが、
関東平野を抜けると、
東日本大震災の影響はまったくなく、
関東の大騒ぎがどこか遠いところで起きている事の様だった。
ましてや関西は地震の影響は全く無く、
普段と変わらない日常が流れていて、
その落差にちょっと驚いた。
まぁ、阪神淡路大震災の時は、
それがひっくり返っていた状態だったのだろう。

大阪の帰りに富山の知り合いに頼んであった10個の水タンクを受取り、
黒部の水を満タンにして関東に戻った。

自然災害は、
受けた地域の人達は大変な目に遭うが、
ちょっと離れて影響の無い人達にとっては
まるで他人事なのだと実感した。
だが、
綺麗事でも構わないから、
被災地を支援する事は大切な事だと考える。
偽善でも構わない。
寄付が100円でも構わない。
それが沢山集まれば大きな力になるから。

ちょっと心配しているのは現政権で、
もしゲル政権の時に大災害が起きたら、
適切に対処出来ないと思う。
現に昨年発生した能登の地震と水害の対応のダメさが、
それを物語っている。

結局、
自分の身は自分で守るしか無いのだろう。