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満身創痍

ウチの会社のユンボ。
こいつでいくら稼いだ事か。
いつもメンテナンスしてやらなきゃな、と思いつつ、
仕事が忙しくてメンテしている暇が無くて、
今日も現場で動かしている。

昨年あたりからあちこち痛みがでてきて、
現在はダマシダマシ使っている状況。
満身創痍だ。

まずバケット、
穴が開いてひび割れが起きている。
補修用の鉄板は用意してある。

バケットシリンダーパッキン。
オイルが滲み出ている。
こちらもパッキンは購入してある。

履帯。
そろそろ変えなきゃと思っていたんだが、
今日見たら、
クラックが入っていた。
無理に捻じると切れるかもしれない。
今日、履帯を発注しておいた。
数日後には届く。

燃料漏れ。
リターンホースが傷んでいる。
明日ホースのサイズを測って注文しておこう。

燃料キャップ。
前回の現場で動かしていた時、
キャップが無くなっているのを発見した。
給油したときにしっかり締めていなかったのか?
今の現場が終わったら注文しておこう。

今土間コンの解体をしているんだが、
どうしてもガラの中を走らせなけりゃならないし、
ガラは固くで尖っているから履帯が痛む。
ガラでバケットも痛む。

そんな状態だから、
すんごく気を使いながら動かしている。
商売道具だからな。
ちゃんとしておかないと困るのは自分だし、
まぁ形ある物は滅すだから仕方ないんだけど、
今の現場が終わって少しおちついたら、
その他の部分も修理交換してやるつもりだ。
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ビバ eラーニング研修

以前、不動産業者の法定研修が、
ネットを利用したeラーニング研修になった事を書いたが、
宅建士の更新研修もeラーニング研修で受ける事ができる様になって、
わざわざ遠くの研修会場まで征く必要が無くなった。
これは助かる。

先日、宅建士のeラーニング研修を受けて免許を更新したんだが、
この日は前日から熱っぽくて、
外出するにはしんどい状況、
期日の関係で、この日に講習を受けないと、
郵送での免許証手続きが出来なくなってしまうから、
何が何でも受けなければならなかった。

従来であれば、
きつい体を引きずって、
電車に乗って講習会場まで行かねばならなかったが、
自宅のパソコンの前で講習を受けられるから、
俺は横たわって見るというよりは耳で聞きながら講習を受けた。

各講義の最初と最後の方に、
ちゃんと講習を受けているか確かめるチェックポイントがあって、
それが表示されたら、
20秒以内にクリックしないと駄目なんだが、
それさえやっておけば、
夢うつつの病人でも、
寝ながら講習を受けられて、
最後の効果テストも無事クリアして、
めでたく免許更新する事ができた。

わざわざ会場まで往くとなると、
その日は丸一日潰れてしまうんだが、
ラーニングだと期間内であれば、
こっちの都合で24時間いつでも受講できるから便利だ。
文明の利器だ。ありがたい。

無事講習も受講して、
従前の免許証を送ったにも関わらず、
未だ新しい免許証が届かない。
まぁ連休だから仕方ない。
直近で取引も無いから、
その内、届くだろう。

明日から正月休み

謹賀新年
昨年の5月から、
月月火木水金金の状態が続いていて、
年末年始もやることがぎっしり詰まっていて、
今日の午前中の業務でやっと一区切り付く。
なので、
明日から3日間は何もスケジュールを入れないで休みとする。

思えば昨年は3月頃からずっと忙しくて、
今年も既に3月頃まではスケジュールが一杯で、
首都圏郊外の不動産・建設業が青色吐息の中、
全くありがたい事だ。
後は、自分の体力と相談しながら、
上手に業務をこなして征くだけだ。

物事が動くと道具も使う。
その道具もメンテナンスが必要になってくる。
特に車両系はメンテナンスがあちこち必要な事があって、
これまで騙し騙し使っていたんだが、
流石に一通りメンテナンスしなけれりゃ駄目な所まで来てしまった。

既に部品は用意してあるんだが、
これまでやっている暇が無くて、
1月はまずこれらの整備を行う事とした。
特に酷使しているお気に入りの小型トラックは、
ブレーキ関係のOHと、
荷物を積むための電動ウィンチ取り付け、
車体の塗装、
車検があるからその整備を行う事とした。

営業車も足回りのブッシュの交換と、
プラグとコイルの交換、
ユンボはバケットシリンダーのシール交換と、
1月中に果たして終わるのか?

その前に、
今年の仕事始めの一発目の仕事は、
遠方に出張仕事が入っている。
なので、
メンテナンスするのは、
事実上半月の間にやらなければならない。
2月からは、
仕事のスケジュールが一杯詰まっていて、
特に3月までは一部の隙もない。
また月月火木水金金の生活が始まる。
ってか、
正月明けたら月月火木水金金だな。

バカな自公政権のお陰で、
世の中はステルス不況が広がっているから、
稼げる時に無理してでも稼いでおかないと、
暇になった時が恐ろしい。

まぁそんな訳で、
ウチの会社は年明けから、
社長自ら、
馬車馬の様に働く事になる。

あっ、そうだ!
年末調整の書類、
まだ税理士に送って無かった。
あと宅建士の更新関係の書類もだ。
年末の仕事の後片付けもやらなきゃだ。
今日は正月休み前の最後の仕事となる。
正月休みは明日からだ。

仕事納め

ウチの会社は例年、
有馬記念と共に、
年内の営業を終了する。

ところがだ、
例年、公式の営業終了日に終わった事が無い。
表向きは年末年始の休業としているが、
今年も今日まで現場は動いていた。

12月の中頃から取り組んでいた現場なんだが、
ある人の紹介で、
農家の敷地にある高さ15m程度の樹を何本か伐倒した。

いずれも障害物があって、
簡単に切れない樹で、
造園屋に見積もりを頼んだら、
桁がひとつ違って、
とてもそんなカネ無いから困っていたそうで、
施主と共通の知り合いを通じて、
俺のところにお鉢が回って来たと言うわけだ。

伐倒した樹はいずれも周囲に障害物があって、
高所作業車も入れない事から、
特殊伐採になるため、
高額の見積もりが出た様だ。
確かに現場を見てみると、
高額の見積もりが出るのも納得する。

中でも最もやっかいなのが巨木のヤナギで、
細い電線の上に複数の枝が張り出していて、
何かの拍子で枝が折れて落下したら、
電線を切断するのは必至。

ヤナギはしなやかな樹で、
しかも折れやすい。
ハシゴを掛ける場所はなく、
折れやすいから、
登って先端の枝を切る事はできない。
高所作業車も入れない。
ヤナギを一度に伐倒すると、
枝が電線を引っ掛ける。
だから一気に伐倒もできない。

どうしたものか。

ウチの会社にある三脚の一番高いのを引っ張り出してきて、
その限界の高さまで登り、
高枝切りバサミでやってみたが全然届かない。
それよりも長い高枝切ノコギリでやってみたら、
枝に届くが、
刃を掛けて切ろうとすると、
枝がいっしょにゆらゆら揺れて切れない。

そこで真打ちを登場させた。
マキタの電動高枝切りチェーンソー。
こいつがギリギリ枝に届く。

ただし、
重さが約8キロある。
手元で8キロなら大して重くは無いが、
不安定な三脚の上で、
バンザイした状態で、
器具が不安定な状態で切らなければならない。
体幹と腕力が無いと使えない。
日頃高枝切りヘッジトリマーを使っている俺なら、
こいつが使える。

しかしそれとて安全では無い。
ギリギリの高さだから、
枝の真下に入らないと届かない。
つまり、
切った数キロから十数キロの枝が、
俺の頭上に落ちてくるのだ。
更に、
電線に接触させてはいけないから、
数度に分けて細かに切らなければならない。

こういう作業は焦ってはいけない。
時間を掛けて、
着実にやらないと失敗する。

まずは電線から30センチ程逃げた箇所で枝を切る。
重い枝が落ちてくるのを知っかり見て避ける。
あとは電線側に5センチずつ、
払いながら刻んでゆく。
電線を越して更に30センチぐらいまで刻んでマージンを取れば安心だ。
そんな方法で、
電線に近い5~6本程の枝を落とした。

問題は上方向に伸びてる太い枝で、
この枝に高枝切りチェーンソーは届かない。

そこで、
件の枝の下の方にロープを掛けて、
そのロープをアンカーを取ったウィンチに繋ぐ。
ウィンチを引いてテンションを掛け、
ロープを取った更に下の方で、
ハシゴを掛けて、
電動ハンドチェーンソーで受け口と追い口を切る。
そして、
ウィンチを引いて、
枝をうまい具合に伐倒した。
もう一本の枝も同様の状態だったから、
同じ手法で上手いこと伐倒した。

残った太い幹は、
相当偏芯していて、
普通に切ると跳ねる危険があるから、
倒す角度を偏芯している角度から若干逃げ、
割け度目に切る少し上をロープでぐるぐる巻にして、
受け口を大きく取って、
おいづる切りで伐倒した。

幸い樹は割ける事も跳ねる事も無く、
無事伐倒できたが、
作業中はヒヤヒヤものだった。

かくして他の樹木も無事伐倒して、
枝葉は粉砕機で粉砕してチップにして、
幹と太い枝は薪になった。

ウチが提示した見積もりは、
造園屋が提示した見積金額の1/4程度だったから、
施主さんは大喜びで、
ウチも大した資本を掛けずに仕事が終了したから、
丸まる利益になって、
年末の良いボーナスになった。

これで年内の外での仕事は終わったが、
事務仕事が全く終わっておらず、
例年通り、
大晦日も仕事をする事は決定事項で、
年明けは5日の朝一で現地打ち合わせがあって、
その翌日は法定研修があって、
正月は郷里に帰らなければならないから、
全く休みが無い状態。

1月は待たせている仕事が列を成していて、
その後もだらだら仕事があるから、
多分休めるのはGW頃になりそうだ。

首都圏郊外の建設・不動産業は、
閑古鳥が鳴いている所が多い中、
忙しくて休みもままならになんてのは幸せな事で、
ありがたい事だ。

諸君におかれては、
良き年を迎えられます様。

あっ、
年末調整、
税理士に出さなきゃだ。

引き算の美学

今俺は、
ある家の庭木の伐採と剪定作業を行っている。
ちなみに、
ウチは不動産屋だww。

庭木の高木6本の伐採と、
二本の梅の剪定を請け負った。
で、今日。
梅の剪定から手を付けた。

この梅は、
もう何年も手を入れていない梅で、
樹高も高く暴れまくっている。
手を付けるにしても、
樹が暴れまくっていて近づけ無いほどだ。

最初に中心部の太い幹と枝を抜くんだが、
樹の中はまるでジャングルで、
どこから手を付けて良いものやら。
切ったら切ったで、
樹の外に枝を出せない程。
中心部の幹と枝を抜くだけで2時間以上かかってしまった。

その次は、
不要な枝を抜いてゆくんだが、
これまた枝同士がからんでいて、
簡単に剪定ができない。
何とか絡み枝を処理したら、
こんだ立ち枝や枯れ枝を剪定したら、
樹の中がすっからかんになってしまった。

でもまぁこれで日当たりが良くなるから、
数年すれば元気な枝が揃うだろう。

剪定というのは、
基本的な決まり事があって、
それを覚えれば、
それなりに出来るようになる。
更に経験を重ねると、
いっちょ前になる。

俺は凝り性だから、
剪定についてかなり研究した。
そしたら植物学にまで入り込んで、
これがまた面白くて、
そこそこ勉強したぞ。

剪定は人間が樹をコントロールする作業で、
余計な物を取り除いて、
理想の形に作り上げてゆく。
当然だが樹を切る事で、
どの枝を切って、
どの枝をどの様に残すか、
そして成長も予測して、
最終的にどんな形にするか、
どんな樹にするか、
その為に、
どの枝を抜くのか、
これがパズルやってるみたいで面白いのだ。

前にも書いたが、
俺は剪定は、
引き算の美学だと言っている。
今日は頭脳と肉体を使って一日作業を堪能した。
明日はもう一本の梅を剪定する予定だ。

剪定が終わったら次は高木の伐採だ。
伐採も奥が深くて、
これも中々面白い。

俺は不動産屋なんだが、
この半年、
不動産の仕事は社員に任せて、
ずっと外仕事ばかりで、
まぁ嫌いじゃ無いから良いけどな。