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日航機墜落事故

日航123便が御巣鷹山に墜落してから28年が経つ。
当日の事は良く覚えている。

まだ学生だった俺は、居酒屋でバイトをしていた。
他店から材料を持ってくるように言われ、ラジオを聞きながら車を運転していた。
7時のニュースで、旅客機が墜落したらしいと一報が入り、
その後はどの番組もそのニュース一色になった。

事故当初は墜落地点が判明せず、夜が明けてから御巣鷹山の尾根に激突した事が明らかになった。

事故が起きてから一ヶ月ほどニュースは勿論、ワイドショーでも連日その事が報道された。
それほど大きな出来事だった。

当時俺の同級生は航空自衛隊に居て、御巣鷹へ救助活動に行ったと後に聞いた。
現場の惨状は筆舌しがたい物だったと言っていた。

真夏の暑い時で、遺体の損傷が激しく腐敗も進み、現場周辺は焦げた匂いの他に、
息もできない程の異臭がしていて、食事が支給されるが、とても食えたものでは無かったと言っていた。

一機での犠牲者は史上最悪の結果になってしまった。
ただ、そんな惨状の中、4人の生存者が居た事は、唯一の救いだった。


その後も世界中のあちこちで航空機の事故が起きている。
交通事故に比べれば犠牲者の人数は遥かに小さいが、
航空機事故は悲惨な為、事故が大きく印象つけられる。

航空機の安全規制の体制は、大変厳しいものだが、それでも事故は起きる。
近年LCCなどの格安航空路線が注目されているが、
無理な機体運用や人件費の安い外国での機体整備など、
一抹の不安が残るのは俺だけだろうか。

航空機事故で亡くなられた多くの御霊にご冥福を祈るばかりだ。



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