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恵まれている関東平野の冬

この所、関東でも雪が降って寒い日が続いている。
先週土曜日に降った雪は、関東では40年ぶりの大雪だったそうだが、
幹線道路の雪は溶けて、裏道にはまだ残っている。
多少支障はあるものの、なんとかなっている。

その点、雪国は厳しい。
今でこそ、インフラが整備されてライフラインが保たれているが、
昔は雪が降ったら、交通も容易では無かったと思うし、
冬場の産業は止まってしまうのも理解ができる。

だから昔は出稼ぎなんてのが良くあって、
冬場になると、東北地方から沢山の人が出稼ぎに来ていた。
今は雪国でも、冬場にも産業があり、出稼ぎはぐっと減った。

田中角栄が建設大臣、総理大臣になって、
新潟県内のインフラ整備を行った。
これについては賛否はあるが、地元の人は大歓迎した。

昔、雪深い越後の山村では、雪が降ったら街に出る事もできない。
山間の細い峠道を越えて、街に出る事ができなかった。
だから、冬場に病人が出ても、街の医者の所まで連れてゆく事ができなかった。

角栄さんは、そういう山村の厳しい暮らしを知っていた。
だから道路を広げ、融雪装置を敷設し、トンネルを開けた。
冬でも街に出られる様になって、雪深い山村の暮らしはがらりと変わった。

これが政治であり、それが政治家だ。
越後の人達は角栄さんに感謝した。
だから絶大なる人気があった。

それに比べ関東平野は天国だな。
多少雪が降っても、なんとかなるし、
一日、二日すれば、多少支障はあるものの、通行できる。
産業も発達しているから、出稼ぎにでる必要も無い。
ただまぁ、毎日東京に出稼ぎに行っている様なものだけれど。

関東の中途半端な寒さには、温かい所で生まれ育った俺には閉口するが、
雪国と比べたら大した事は無い。
あと二月弱で桜が咲く。
景気も同時に良くなってくれれば良いのだが、
今年は桜が咲くと同時に、景気は冬に逆戻りだ。


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