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ややこしい事に巻き込まれた

ややこしい事に巻き込まれてしまった。

素人会社が受けた注文住宅の外構工事を、仕方なく引き受けた。
本当は受けたく無いんだが、先の取引に影響するから、受けざろう得なかったのだ。

今注文住宅で建築が進んでいる現場がある。
この注文住宅には、俺は関わっていない。

俺が専任で売却を受けたマンションがある。
このマンションに住んでいる人は、建築が進んでいる家が完成して引っ越さないと、
マンションの明け渡しができないのだ。

この注文住宅を受けた会社が、素人の集まりの会社で、建築の事が全然分かって居ない。
しかもこの会社、事実上破綻している。
社長は他の不動産会社の営業マンとして、12月から働いている。

外構工事を終えなければ、引渡しができない。
マンションの明け渡しの期限があるから、さっさと外構工事を終えて引渡しをしてしまいたい。
俺は、一般の外構工事として受けた。

所が今日、注文住宅の設計をした設計屋から電話があって、
都計法29条の検査の関係で、指定した通り外構工事を終えなければ、
完了検査ができないとの事。
聞いてねぇよそんな事!

図面を送ってもらったら、言われた予算では到底できない。
元請けは利益を先食いしてしまったから予算がもういくらも無い。

更に再度現場へ行って確認しなけりゃならんし、しかも現場が遠い。

元請けには理由を言って、予算を上げてもらったが、支払い出来るのだろうか?

更にカースペースの関係で、止水栓と水道メーターの位置を動かさなきゃならん。
それの手配も予算も見ていないとの事。
全くのド素人が注文住宅を受けているのだ。

やたら面倒くさいだけて利益は殆ど無い。俺の手間を入れたら赤字だ。
しかしやっつけないとマンションの取引に関わる。
まぁ明け渡しできないのは俺の責任では無いけれど、
大した手数料でもないから、さっさと片付けてしまいたいのだ。

そんな訳で、表面上は今年の営業は終了しているが、
結局年末ギリまでコマネズミの様に走り回る様なのだ。



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