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維新が得たもの、捨てたもの

日本の議員の殆どは、
政治家では無く政治屋。
政治を商売、生業としている奴が殆ど。
政治など二の次で、
利権と保身が第一。

さて維新だが、
この来年度予算では、
維新が提唱する高校無償化を引き換えに、
自公が掲げた予算案に賛成して、
予算が通過する模様だ。

維新が自公の予算に賛成すると言う事は、
減税を妨害した事になる。
今有権者が一番求めているのは、
減税をはじめとする経済活性化で、
自公が掲げた予算は減税に消極的な予算案だ。
それに維新が賛成したと言う事は、
維新も減税には否定的だと有権者は捉える。

先述した通り、
有権者が最も求めているのは減税をはじめとする経済活性化で、
それを否定する自民、公明、維新は、
今年行われる衆議院選挙、
場合によっては衆参同時選挙で議席を落とす事になるだろう。

自公は利権と保身の塊だから分かるが、
どうして維新がそれに乗っかったのかだ。
そんなに高校無償化を実現したかったのか?
高校無償化なんて、
高校生が居る家だけで、
その他の有権者は、
その為に税を負担する事になる。
高校無償化を評価する有権者は少ない。
なのに維新は高校無償化にこだわって自公に賛同した。
どうしてか?

それは大阪万博にある。

大阪万博は維新の肝いりで開催する事になった、
しかし大阪万博の前評判は悪い。
前売りチケットは売れ残っているし、
学校単位で見学を薦めているが、
これも芳しくない。
パビリオンによっては、
開催日にまだ工事しているものまである。
大阪万博が失敗する可能性は高い。
つまり巨額な赤字を出す。

赤字が出た場合、
大阪市民が負担する事になる。
その負担額は大阪市民ひとりあたり数千円になる。
もしそんな事になったら、
大阪が基盤の維新は壊滅的状態に陥る。

そこで、
赤字が出た場合、
国に面倒を見てもらおうと言う訳だ。
今政権を握っているのは与党自公だ。
自公に取り入らなければ、
維新の将来は無い。
維新は、
自らの存続を得て、
国民生活を捨てたのだ。

高校無償化なんてどうでも良いのだ。
高校無償化は、
自公にひっつく言い訳みたいなもので、
維新は国民生活よりも、
自分の政党の維持を第一にしたのだと、
俺は見ている。
あながち俺の考えは間違っていないと思う。

そんな訳で、
今日本の政治は、
国民、国家の為では無く、
政治屋の利権と保身の為の政治で、
日本経済は坂道を転がり続けている。
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