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景気回復に期待

国土強靭化に向けて、実施計画が決定された。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140603/k10014928271000.html

国土強靭化計画は、災害大国日本を災害に強くするための公共事業だ。
ハード面、ソフト面からそれは実施される。

これはいわゆる財政出動という奴で、国を通じて市中にマネーが流れる事になる。

国土強靭化の公共事業は、スピーディに行われる所がミソだ。
今日日銀がいくら量的緩和しても、民間金融機関からそのマネーは市中に流れていない。
なぜなら末端経済は悪いままだから、民間金融機関は融資に積極的では無いからだ。

一方財政出動は公共事業だから、計画されたものについては実施され、
マネーが市中に流れる事になる。
その額は年平均すると20兆円だ。

昨年度日銀が量的緩和を実施して市中に流れたマネーは7兆円だから、
その効果に期待が集まる。
乗数もおよそ1程度になるから、20兆円のマネーが市中に流れ出る事は、
経済回復の大きな起爆剤になると思われる。



この国土強靭化の財政出動が、アベノミクスでいう所の第二の矢で、
日銀が量的緩和したマネーを余すところなく市中に流す事になる。
これでやっと量的緩和と財政出動がセットで行われ、
本格的な景気回復に動き出す事になり、そのマネーは末端まで流れる事になる。

ただやっと今年度から実施なので、その効果が如実に感じられるのは早くても来年。
実感できるのは再来年あたりになるだろうか。

量的緩和と財政出動をセットで行う事は、世界のエコノミストが注目している。
共通通貨でみ動きがとれないEUなどは、特に関心があるだろう。


やっと動き出すと言ったのが正直な感想だ。
これが実施されるのを何年待った事か。
だたその前に、消費税増税があるから、それがどれぐらい足を引っ張るのか懸念される所だ。
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