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予想GDPに下回る

昨年10~12月のGDPが発表されたが、予想を大幅に下回った。

予想を大きく下回った要因のひとつは、貿易赤字だ。

これは輸出が思ったほど伸びない事と、原油価格が上がった事による。

アベノミクスの金融緩和のロジックは、金融緩和によって円安になり、

実質金利の低下と相まって、輸出が伸びると言うものだったが、

円高の時代に日本の製造業は、グローバル化の名のもとに、

生産拠点を海外に移してしまったため、その分輸出が伸びなくなってしまった。


また世界は、アメリカ以外は同時不況で、消費が伸びていないと言う事だ。

中国はシャドーバンキング問題を抱え、既に不動産バブルは崩壊している。

ユーロは、共通通貨のために債務国は身動きが取れず、経済の回復が思うに任せない。

一人勝だったドイツも足を引っ張られ始めた。

つまり、海外で物を買ってくれる人が減ってしまい、

売上が伸びないと言う事だ。


一方国内はというと、円安の影響で物価が上がった割には賃金は伸びておらず、

実質賃金は下がってしまった状態だ。

これはデフレからリフレへの過渡期に起きる事で仕方無い事なのだが、

足元だけを見れば、景気は悪くなってしまっている状態だ。

更にそこに消費税増税が追い打ちを掛けるから、

日本経済は明るい未来とは言えない。


全く安倍っちはバカだから、せっかく芽を出した景気回復を

自らの手で摘み取ってしまった。

今回の大雪被害で、2月のGDPにも悪い影響が出るのは間違えなくて、

さらに中国のシャドーバンキング問題も、いつ破裂してもおかしくなく、

不安定要因はあちこちにあるのに、このタイミングで消費税増税を行う大たわけ物。

いくら安倍のバカを罵った所でどうなる事も無い。

国民は再び冷や飯を食う境遇にあるのだ。










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