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中国経済破綻?

日本国内は、多分参院選で自公が過半数を取ってネジレを解消して、
国土強靱法案がこの秋の国会にも通過して、来年度予算に乗り、
金融緩和と財政出動がセットで行われ、来年後半あたりから、
その効果が出てくるのだろう。

懸念されているのは中国経済で、
シャドーバンクとやらが250兆円の債務を
今月7月にも爆発させるのでは無いかと言われている。
中国版サブプライム問題だ。
この話は5月頃から出ていた話だ。

一時短期金利が、一瞬ではあるが30%まで上がった。
それに世界が驚いたのだけれど、中国政府はそれに素早く対応した。

中国バブル崩壊が起きて、その影響が世界に広がり、
再び中国発のリーマン・ショックの様な経済混乱が起きるのではないかと、
今朝のTVで取り上げられていた。

それは、この所の中国の経済の落ち込みから来ている話なのだけれど、
12%もの経済成長率があった中国が、7.5%までに落ち込んで、
輸出入も減っていると言うことなのだけれど、
日本にしてみたら7.5%の成長率でもすごい事で、
そんだけありゃ十分だろうと思ってしまう。

中国の経済指標の数字なんてのは、アテにならないもので、
そもそも12%もの経済成長率があったのか、7.5%が正しいのかと言う問題もある。
中国からは、正確な数字は出てこないけれど、
輸出先からはの数字は誤魔化し様が無く、その数値をみても
明らかに数値は落ちている。

中国では地方の役人が、悪い数字を出すと左遷させられてしまうから、
元々かなり下駄を履かせて居たと言う話だ。

中国は資本主義国では無く、共産党一党独裁の共産主義国だから、
経済に関しては、資本主義の基準で測れない部分が沢山ある。

漠然としたカンでしかないんだが、中国はシャドーバンクが破綻しないように
金融緩和して支えるのでは無いかと思う。つまりソフトランディングだ。
しかし、マネーを増やした影響は為替に出るのだろう。

リーマン・ショック後も米ドルが破綻するとか、
ユーロ危機の時もギリシャは破綻してユーロが吹っ飛ぶとか、
散々危機感を煽ったものの、
アメリカは経済を持ち直してきているし、
ユーロは共有通貨だから中々持ち直しを見せないけど、
ECBが金融緩和してユーロを支えている。
ある程度の経済規模を持っている所で、破綻した所は無いのだ。

だから、今回の中国の経済危機も、デフレに成るとは思うけど、
破綻するとは思えないのだ。

とは言え、中国経済は安泰ではなさそうで、
中国が保有している米ドルを売ると言う話もある。
アメリカとしては、それは絶対に防ぎたい。
この間の米中階段でも、それを含めた経済の話は重要な案件だったに違いない。

現代の経済は複雑な要素が絡んでいるから、
この先、何がどうなるかなんてのは、誰にも分からない。

やっと日本はデフレ脱却のスタートについたばかりで、
どうか日本経済に勢いが付くまでは、中国はこらえて貰いたい。



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