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不動産業界景気悪し

不動産業というのは波がある。

儲かる時はすんごい儲かるが、ダメな時はからきしダメ。

明日消費税の判断を安倍総理がすると報道されているが、

今のところ不動産業界にはそんなに関係が無い。

秋の運動会シーズンもあって、現地の来客は少ない。

日曜日に知り合いが現地販売をしているから顔を出してみたが、

余りに暇なので、営業車の中で昼寝していたww。


その彼の会社、1日が給料日なんだそうだが、

今日、給料の遅延を言い渡されたそうだ。


そういえばその会社、この所仕入れが怪しかった。

明らかに相場よりも高い値段で仕入れをしていたのだ。

バカじゃないんだから、わざわざ相場より高い物を仕入れる訳が無い。

答えは簡単、物件に運転資金を上乗せして、融資を受けるために、

仕入れ価格を操作して、表面上高い価格の仕入れをしていたのだ。


だけど借りた金は返さなきゃならない。

売却する物件は、上乗せされた相場よりも高い価格で売らなければならない。

そうしないと銀行に返済できない。

首都圏郊外の土地は未だデフレだ。価格は下がっている。

土地が値上がりするまでには、早くても3年、まぁ4~5年は掛かるだろう。

それまで持ちこたえられれば良いが、多分ダメだろう。


そんな訳で、知り合いの営業マン。

さっき電話があって、ウチへ来てやらせてもらえないかと言ってきた。

「自分でネタ拾ってきて、仕事ができるなら構わないよ。」

と答えたら、

「よろしくお願いします。」

と返答が来た。またひとり仲間が増える。


かように、首都圏郊外の不動産屋は景気が悪い。

物件が売れない上に、デフレで物件価格が下がって、利益が減っている。

まさにデフレスパイラルのまっただ中だ。

もし明日、消費税増税の発表があったら、多少物件は動くかもしれないが、

その後の反動がきそうだな。



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