忍者ブログ

どうする日本の安全保障

予めお断りしておくが、俺は戦争反対派だ。

憲法9条改正が話題になっている。集団的自衛権や武器輸出などの件だ。
左巻きは一斉に反対している。9条を改正したら、日本は再び戦争をやると。
戦後これまで日本が戦争をしなかったのは、9条のおかげだと言う。

その半面、自国を自国で守れない、まともな独立国家としての体を成していない日本は、
アメリカと安保条約を締結する反面、アメリカの経済的に植民地の地位に居て、
その不利益を多くの国民が被っている。年間の自殺者は3万人程度で、
その内の3割ぐらいは経済的な事が理由となっていると言われている。

日本がTPPに加盟するだの、消費税を上げるだの、牛肉の関税を撤廃するだの、
不当に高い油やガスを購入しなければならないだの、全てそのあたりに原因があると
俺は思っている。

言いたいことが言えない。やりたい事がやれない。
いつもアメリカ様の顔色を伺いながら、アメリカ様のご機嫌を伺いながら
立ち居振る舞わなければならない。

日本の兵器は、アメリカが居ないと使えてない。
GPSにしても、全てアメリカの物で、それを使う暗証番号を教えてもらわなければ、
座標も定める事もできない。

不当に高い戦闘機を買わされ、しかもデチューンされたモンキーモデルと言うヤツで、
日本が如何に軍事的にアメリカに抑えられているかと言う事だ。

これは先の大戦の日本の戦いぶりから由来していると思う。
日本軍は、命を顧みず大国アメリカに向かっていった。
乏しい資源にも関わらず、知恵を使って突進していった。
恐らく侍の血なのだろう。

アメリカは「こんな奴らに軍事力をもたせたら大変な事になる!」
と思ったに違いない。
だから憲法9条を押し付け、日本から軍事力を削いだ。
その後冷戦が起きて、極東に軍備が必要になり、
憲法9条があるにも関わらず、
警察予備隊などという、理解に苦しむ組織が設立され、やがて自衛隊となった。

自衛隊は自国を自国で守れない中途半端な軍だ。専守防衛。
ちゃんとした軍を持っていないから、アメリカの言いなりにされたり、
竹島を取られたり、尖閣諸島にちょっかいを出される事になる。
国際交渉をするにしても、その背後には軍備がある。
「てめぇ、言う事聞かないとミサイルぶっ放すぞ!」
と言う事があるから、話が纏まる。
それが日本には無いから、やられっぱなしになるのだ。

真の独立国家として、日本はちゃんとした軍を持つべきだ。
それは何も戦争を起こす為では無い。
国として当たり前の事だ。

戦争によって、国民や兵士が亡くなる事は国益を削ぐ、
兵士ひとりが亡くなると、遺族に支払わる年金は1億程度掛かる。
先の大戦の様に、何万人も死亡したら、いくら金が掛かるか。
戦争に勝ったからと言って、相手から賠償金を取ったり、
植民地にする時代では無い。
だから戦争を回避する為に、あらゆる手段を講じなければならない。

左巻きの言う「9条を改正したら日本は戦争を起こす。」などと言う事は、
まったくのまやかしだ。
誰も戦争なんかやりたくない。戦争だ!と騒いているのはネットウヨぐらいものだ。
それとてその親分は、金儲けの為に煽っているだけの事で、
それならお前が最前線へ行けと言えば、しり込みするのは目に見えている。

日本は憲法9条を改正して、真の独立国家として自国を自国で守れる軍を持ち、
アメリカの柵から離れる事だ。
そして紛争が起きそうな場合は、
何としてでも戦闘行為を回避する努力を最大限にしなければならない。

今9条について議論が始まったのは、
日本が真の独立国家として歩む一歩だと思う。
PR