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誰もやりたくないTPP

TPPが中々まとまらない。ってかその方が良い。

日本はもちろんなんだが、アメリカでも業界や議会から反対の声が出ていて、
日本の抵抗も強く、中々まとまらない。

日本が牛肉や豚肉などの主要品目に対して、関税撤廃は認めないと頑張っているため、
アメリカの豚肉業界はこれに対して、日本を外してTPP交渉を進めるべきだと言っている。

畜産はオーストラリアが強いから、
日本が抜けたらアメリカとオーストラリアがぶつかる事になり、
むしろアメリカが押される事になりそうだ。

カナダもアメリカに対して不満を持っている。
カナダ農業・農産食料相は、アメリカの交渉を「学校のいじめっ子」の様な振る舞いと批判している。
そしてTPPより日本などと二国間協定のほうが期待が持てるとも公言している。

いつもアメリカはこんなんだ。
軍事力を背景に傍若無人な振る舞いで、国益をむき出しにする。
しかしさすがにそれも通用しなくなってきた。
アメリカの国力が落ちてきた証拠だ。

TPPにアメリカが参加する狙いは、日本の金融だ。農産物はおまけだ。どうでもよい。
アメリカは、日本市場を食おうとするオバマの戦略で、
日本がTPPに参加しなければ、アメリカに甘みは無い。
そうなりゃオバマもTPPを進める理由が無くなり、もしかしたら空中分解するかもしれない。

こりゃめでたい。日本の経済と文化を破壊するTPPなどぶっ壊れてしまえば良い。





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