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中国バブル崩壊

中国経済が下り坂を転がっている。バブルは崩壊したと言って良い。

リーマンショック前まで、世界の工場として急成長した中国。
リーマン・ショックを堺に、その環境は一転した。
世界同時不況に陥り、世界中が製品を買わなくなった。
輸出がメインの中国経済、その痛手は大きい。

それを支える為に中国共産党は、不動産バブルで乗り越えようとした。
中国の不動産価格は跳ね上がり、作っても誰も住まない住宅が乱立した。

作っても売れなければどうしようも無い。だけど売れない。そうなりゃ値下げだ。
今や二割三割は当たり前、中には六割引きなんてのもあるぐらいで、
完全にバブル崩壊、不動産に関してはデフレだ。
それにしてもその値下がり幅が半端じゃない。あまりにも急激すぎる。

バブル崩壊なんてのは、その瞬間が分かるわけでは無い。
後になって分かるもので、今分かるのは、中国のバブルは崩壊したと言う事だ。

中国共産党の発表する経済指標はアテにならない。昨年度も7%の成長があったというが、
実質はもっと低くて、デフレに陥ったのでは無いかと言われている。

人件費も高騰し、中国以外の国のほうが生産コストが安く、
また反日もあって、日本の企業も中国から他の国に生産拠点をシフトし始めた。

中国には13億の民がいるから、その市場は巨大だと言われているが、
13億全員に購買力がある訳ではなく、その数は案外限られていて、
市場は言うほど大きくない。

リーマン・ショックの前、サブプライム問題が起きた時から、いち早く金融緩和を実施たアメリカが
いち早く不況を脱したが、それ以外は未だに泥沼に足を取られていて、
特に中国のお得意様のヨーロッパは、今やデフレ寸前まで来ている。

日本も笑っていられない。日本にとって中国は資本財を買ってくれるお得意様だ。
その影響も出るだろう。

もっと深刻なのは韓国で、韓国経済は中国経済と一蓮托生と言っても過言では無い。
通貨スワップも中国と交わしている。

今はっきりしているのは、中国経済はバブルが崩壊して、坂道を転げ落ちていると言う事だ。

それに備えて日本は、一刻も早く内需経済を拡充して、
外乱の影響を受けにくい経済体質を作り上げるべきだ。
それなのに消費税増税とは、頭悪すぎる。


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