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うまい話には裏がある

東南アジアの国で、日本人の年寄りが麻薬所持で捕まって、
有罪になれば極刑になってしまうと言う事件が度々起きる。

決まって捕まった奴は
「麻薬が入っているなんて知らなかった。荷物をはこんで欲しいと頼まれただけだ。」
と言う。
その通りなのだろう。

今や年金だけでは食えない年寄りが沢山いる。
だからバイト感覚で荷物を運ぶ仕事を引き受けるのだろう。
実はその中身が麻薬だったという訳だ。

実は俺にも思い当たるフシがある。いや俺がそういう事をしようとした訳じゃ無い。
ダメ男だ。

詳しいことは知らないんだが、二年ぐらい前に、
ダメ男がマレーシアだかに荷物を受け取りに行くと言う話を聞いた。
ところがダメ男は行く日を間違えて行かなかったとかで、
ダメ男の親分である元ヤクザが大層怒っていたのを思い出した。

ダメ男は行った先の空港で荷物を預かり、そのままとんぼ返りするという物で、
考えてみたら、人間がわざわざ取りに往くのなら、航空便で送った方が早い。
もしかしたら、麻薬だったのかも知れない。

ダメ男はその事を察知して、わざと日を間違えたとして行かなかった可能性がある。
親分に逆らえないダメ男は、往くことを拒否できない。そこで日を間違えた振りをしたのだろう。

ダメ男が日を間違える訳が無い。
なぜなら、その2日ほど前に、俺はダメ男から「明後日外国に荷物を受け取りに往く。」
という話を聞いていたからだ。
ダメ男は往く日を間違える事はありえない。ちゃんと自覚していたのだから。
更にその数日前、会社に乗る便についてのFAXが来ていて、それをダメ男に転送した記憶がある。

当時も今も、ダメ男とダメ男の親分はすかんぴんで、
親分がダメ男に運び屋をやらそうとした可能性大だ。
多分ダメ男はヤバイ事を感じて、自分なりに考えて日を間違えたとして往くことを拒否したのだろう。
もし行って麻薬で捕まったら、極刑か懲役200年とかになっていたかも知れないw。あいつらしい。

オレオレ詐欺もそうだが、最近は一般人をカモにする詐欺的な事件が多い。
特に情報に疎い年寄りが狙われる。
うまい話なんて有るもんじゃ無い。
うまい話には、必ず裏がある事を自覚すべきだ。

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秋葉原通り魔事件 死刑確定

平成20年に秋葉原で起きた通り魔事件。
7人を殺傷し、10人に怪我を負わせた。
その犯人、加藤被告に死刑が確定した。現在32歳。

加藤は当時ネット上で否定されたと思い込み、自棄のやんぱちを起こして殺傷事件を起こした。

俺が思うに、仮想空間に意識がある奴というのは、現実が現実とは感じて居ないのではないかと思う。
事件を起こしていても、どこか他人事の様な感覚。
当然その結果自分がどうなるかなんて、現実的に考えが及んでいないのだと思う。

20代で事件を起こし、32歳で生きていてはいけないと自分の人生が決められた加藤。
死刑が確定して、加藤は今何を想っているのか。
自分がした事を現実だと受け止めているのか。
それともまだどこか仮想空間の出来事の様に思っているのか。
その真意は判らない。

ただ確実に言える事は、
加藤が邢台の上で、クビにロープを掛けられた時に、
現実に刑が執行されるのだと実感するのだろう。

湯川よ、お前は何をしたかったのだ?

イスラム国に捕らえられ殺害された湯川遥菜。
彼のアメブロが今でも残されている。
彼のブログを読むと、軍事オタクをこじらせて戦場に行った印象がしてならない。

彼はひょんな事から政府から経済的支援を受ける事になって、
もちろん政府の依頼もこなしたのだろうが、その後は趣味の延長みたいな感じだ。

軍隊経験がある訳でも無く、永年民間軍事会社をやっていた訳でも無く、
ブログの報告も、どこか物見遊山的な印象を受ける。
何の為に戦場の最前線に行っているのか理由が分からない。

当初は政府の依頼を受けて、調査もした様だが、後半は自分の意志で最前線に出向いている様だ。
最前線の様子を政府に報告するためか?それとも報道?趣味?

結果としてイスラム国に捕らえられ、民間軍事会社を設立して一年で彼は命を落とす事になる。
一体彼は何をしたかったのか、しようとしていたのか。
おおよそプロとは言えない行動。趣味の延長にしか思えない。
その結果、ジャーナリストも犠牲になり、日本国も紛争に巻き込まれた。

湯川遥菜は一体何をしようとしていたのか........。ただのお騒がせか。
そうだとしたら迷惑甚だしい。

巻き添えを喰ったジャーナリスト

ジャーナリスト後藤健二氏がイスラム国に捕らえられ殺害された件、
後藤氏のイスラム国潜入は
NHKの依頼だったとする情報が1/23にネットに流された。

流された情報にはNHKと記載されておらず
「御用メディアとして知られるテレビ局」と表現されているが、
文脈からして
NHKを指していると判断できる。

 

NHKが後藤氏にイスラム国潜入取材を依頼するのと同時に、
政府からは湯川遥菜の安否確認、もしくは救出が含まれていたと「政府関係者」が証言した。

この「政府関係者」が誰なのかは分かっていないが、
「政府関係者」が鍵を握っている人物であるのは間違えない様だ。

 

「政府関係者」は事件が起きた1/21日には、
11月はじめに後藤健二の家族にイスラム国から身代金要求が届いている事実も
マスコミに公表している。

 

後藤氏がイスラム国へ潜入した事と、
その後の経緯についてマスコミに説明してるのも「政府関係者」で、
この「政府関係者」が誰なのかは明らかになっていない。

 

 

後藤健二氏がイスラム国に入国する作戦は短期だった。

10/22に日本を立ち10/23日にトルコ入り。
10
/24にキリスからシリアに入り、
10
/25にマレアから自由シリア軍の検問所を越えて、
イスラム国支配地域に入り、拠点であるラッカを目指し、
10
/28日にはトルコに戻り、10/29に日本に帰国する予定だった。

 

このスケジュールだと、イスラム国での滞在時間は2日程度で、
その間に湯川遥菜の安否確認と救出、そして
NHKの取材をこなさなければならないから、
かなりハードだ。

これをこなすには、イスラム国側と予め打ち合わせをして
段取りを取って置かなければできない。


当然後藤氏に仕事を依頼したクライアントが、資金を出し、予めイスラム国側と交渉し、
全体の計画立てていたと推測される。

後藤氏はこの任務を請け負ったのだろう。政府の工作員と言っても良い。

 

この計画全体を手配したのは誰なのか。NHKなのか。
天下の
NHKと言えどもそこまでは出来ないだろう。当然段取りを取ったのは政府だろう。

 

NHKの取材というのは隠れ蓑みたいなもので、
目的は湯川遥菜の安否確認または救出だったと推測される。

この計画を練ったのは外務省であり「政府関係者」が全てを仕切っていたものと推測される。

 

しかし分からないのは、「政府関係者」が早い段階から真実を証言しはじめ、
11月には身代金要求のメールが届いていた事を暴露している。

2ヶ月も前から日本政府とイスラム国との間でやりとりがあった事は、
政府としては国民に知られたく無い機密事項だったはずだ。

なぜなら、人質を取られているのに、中東に出かけて行って、
首相がイスラム国を挑発するような発言をしているのだから。
政府の手落ちと言われても仕方が無い。

イスラム国は安部首相の発言を受けて、二人を処刑している。

 

その辺りの事情については、霞ケ関と官邸との問題だから何があったのかは判らないが、
「政府関係者」が官邸に対して造反したのでは無いかと思われる。
「政府関係者」と官邸の間で、何か考えの違いがあったのかも知れない。

 

日本政府とイスラム国との間で
段取りが取れていた後藤氏のミッションがなぜ失敗してしまったのか。
それについては推測するしか無い。

多分湯川が拷問を受けて、様々な事を喋った結果、
イスラム国側が、日本政府や
NHKからの情報に疑いをもって、
後藤氏に対しても疑いを持ったのでは無いかと推測される。

 

本来なら後藤氏は、段取り通りに事を済ませてイスラム国から脱出するはずだった。

所が段取りとは違って拘束されてしまった。
そして最悪の結末を迎える事になってしまった。
ドジな湯川の巻き添えを喰った様なものだ。
 

現在マスコミ報道は後藤氏を賛美する事が主で、湯川氏に関する報道する事はほぼ無い。

それは湯川氏について報道されると、政権がマズイ事になるからなのだろう。

後藤氏は湯川の失態の巻き添えを食った様なものだ。

しかしそれとて、危険を覚悟の上の仕事なのだから仕方が無いと言えば仕方が無い。

 

 

今後全てが明かされる事は無いだろう。

もしあるとすれば「政府関係者」が正体を表し、全てを語る事だ。

でもまぁ、それも無く、事実は闇に葬り去られるのだろう。

冬山登山と同じバックカントリー

この所、スキーヤー・スノーボーダーの遭難事故が相次いでいる。
いずれもスキー場の滑走区域外やバックカントリーと言われる自然の中で起きている。

正月にかぐらのバックヤードでスノーボーダー三人が遭難し救助された。
彼らは悪天の為方向を間違えて山を降りてしまった。
先日は妙高で雪崩に巻き込まれて一人死亡した。
そして現在、三人が行方不明になっている。

いずれも共通しているのは、新雪を求めていると言う事だ。

以前、スキー場外で滑るのはクロスカントリースキーヤーが殆どだった。
現在多いのはスノーボーダーだ。もちろんスキーヤーも居る。

これは道具の変化によるものが原因だ。
スノーボードは巾が広いため、ふわふわの新雪でも浮きやすい。
少し滑れる様になれば、中級者でも新雪を楽しめる。

スキーも、以前は板の幅が狭かったので、技術のある者しか新雪を滑る事が出来なかった。
しかし幅の広いカービングスキーが普及した現在、中級者程度の技術があれば、
新雪を滑れる様になった。

新雪はフワフワして浮揚感があり、ゲレンデスキーとは違った感覚がある。
その魅力に取り憑かれる人は多い。
現在は、新雪用の板まで販売されている。

この様な背景から、ゲレンデ外やバックカントリーに入るスノーボーダーやスキーヤーが増え、
事故が増えているものと推測される。

安全が確認され、整備されているゲレンデでは遭難事故は起こりにくい。
しかし自然そのままのバックカントリーでは、何が起きるか分からない。
ガイドが引率するバックカントリーツアーならまだしも、
単独でバックカントリーに入る事に、危険が伴う事を自覚しなければ、
今後も事故は増えるだろう。

バックカントリーに入る事は、冬山登山と同じだ。
それなりの危険と責任を自覚し、準備と装備を怠っては行けない。
そして、万一遭難した時に掛かる救助費用の損害賠償についてもだ。

その辺りの自覚を怠ってはならない。