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避難民の気持ち

広島の大規模土砂災害で、多くの人が避難所生活を送っている。

テレビで見る上では、食べるものは無料だしいいじゃないかなんてのんきに思っていたら、
とんでもない思い上がりだと言う事が分かった。

実は先日、健康ランドで飲み会があって、車で行ったからリラックスルームで一泊して、
朝帰ってききた。

リラックススームは、リクライニングシートが50席ほどあって、フルリクライニングすれば、
ほぼフラットで寝られる。空調も効いているから、暑からず寒からず。

しかしいびき、歯ぎしり、人の出入りで、ぐっすりは寝られない。
健康ランドだから、食い物は美味いし、風呂は豪華だし、それも雑魚寝は厳しい。

避難所は学校の体育館で、空調など無い。毛布敷いただけの寝床でもう一週間にもなる。
食い物だっておにぎりやパンで、ちゃんとした物なんか食えない。
風呂は無いし、着替えなどの物資も乏しい。

2~3日なら耐えられるが、これが長期になったらかなり厳しい事を感じだ。

以前東日本大震災で、避難者が避難所生活に不満をぶちまけていた場面を報道していて、
それを見て「贅沢言うな。」と思ったが、撤回する。
長期の避難所生活は厳しい。

何度も書いているが、日本は災害大国だ。防災も重要だが、被災者の施設についても
考慮しなければいけないのだと、リラックスルームでいびきと歯ぎしりの四重奏を聞きながら、
心からそう思った。

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