勝手にぶつぶつ
桜島がヤバイ
桜島の隆起と膨張が今年に入った辺りから止まらない。
山体が膨張しているという事は、内部のマグマ溜まりに、
マグマが溜まっているという事だ。
このまま膨張が続けば、爆発的噴火を起こす可能性が高く、
噴火をきっかけに大地震や山体崩壊が起きる可能性があるとの事だ。
山体崩壊を起こしてそれが鹿児島湾に流れ込めば、
対岸の鹿児島市は津波に襲われる。
桜島は今から約100年前の大正時代に大噴火を起こして陸続きになった。
大爆発で東側の山体崩壊を起こしたのだな。
今膨張しているのは鹿児島市側で、南側が崩壊する可能性があるとの事だ。
桜島の標高は約1000mで、
その6割の土砂が噴火で鹿児島湾に一気に滑り落ちると津波が発生する。
特に湾内は水深が浅いから、そっちに滑り落ちたら津波の高さも高くなる。
水たまりに土をドサッとこぼすようなものだ。
被害は津波だけじゃなくて、爆発に依る衝撃波も襲ってくる。
セントヘレンズ火山の爆発的噴火の時には、周囲の森林が根こそぎ倒された。
桜島は鹿児島市の目と鼻の先。爆発的噴火が起きれば逃げている暇は無い。
衝撃波が来て、数分以内に津波が襲ってくる。
火砕流の危険もある。火砕流とは噴火物の粉で、火の塊だと思えば良い。
その被害は雲仙の噴火が記憶に新しい。街が一瞬にして焼きつくされる。
噴火口は桜島だけでなく、鹿児島湾内にもあって、そこも隆起しているそうだ。
そこも噴火の危険がある。
地球が出来て45億年。それに比べたら100年なんてのはほんの一瞬で、
人間の寿命なんてせいぜい80年。
そう考えたら桜島の噴火サイクルなんてものすごく短い。
鹿児島周辺は桜島という爆弾と隣り合わせの地域なのだけれど、
人間時間ではとても長く、そこに営みを始めてしまう。
この10年ほど、日本周辺では地殻活動が活発化していて、
大地震が起きたり火山の活動が起きている。
九州の火山も、この数年活発化してきている。
桜島は少し前に、ちょっと規模の大きな噴火も起きている。
ついこの間も、口永良部島で噴火があったばかりだ。
そういう事から、桜島が爆発的噴火を起こしても不思議では無い。
それはそう遠い将来ではなさそうだ。
地元では非難の訓練や、万が一の準備を整えているそうだが、
被害が起きない事をいのるばかりだ。