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大将貯金

この30年ほどの間に日本列島では、
大きな地震が起きている。
今正に日本列島の地殻は変動期にある。

ウチの事務所が入っている
区分所有建物の自治会も変動期に入った様だ。
例の名物元自治会長(お山の)大将だ。

現自治会長が大将に
大将が不正にチョンボした交付金の返済を求めたが
大将はこれを拒否。
温厚な現自治会長もこれには激怒。

一応弁護士にも相談に行ったんだが、
返済額に対して弁護士費用が上回る可能性もあり、
弁護士を入れる事は得策では無いとアドバイスされたそうで、
また俺の所に相談に来たww。
俺は弁護士じゃ無いってww。

大将は家族と共に住んでいる。
大将が住んでいる部屋の所有権は大将の単独名義。
大将は70代後半でそこそこの歳。
まぁどんなに頑張ってもあと10年もすれば
お迎えが来るだろう。

で、俺は現自治会長にアドバイスしてやった。
不正にチョンボして返済すべき金額は、
大将に対して法定利息を付けて
毎年内容証明郵便で請求しろと。

その内大将にお迎えが来るから、
お迎えが来たら三ヶ月待って
法定利息も含めて相続人に請求せいと。

大将がチョンボしたカネは、
今すぐ取り戻さなくてはならないカネでは無い。
別に無くても自治活動に影響は無い。
それなら長期戦に持ち込めば良い。

今どき銀行に預けても金利はいくらも付かない。
それなら法定利息で資金運用する発想だ。
大将定期預金だなww。
大将が長生きすればするほど利息が付く。
下手な資金運用するより確実で儲かる。

大将の相続人が相続放棄するには、
大将が死んで三ヶ月以内に相続放棄手続きをしなければならない。
組合から大将宛てに返還請求書が複数届いていれば、
大将に債務があった事は知らない
合理的理由を言い出すのは大変だ。
それに相続人は法律にも詳しくなさそうだし、
相続放棄すると住む家を失う。
多分相続放棄はしないだろう。
大将が死んで三ヶ月すると、
自治会から相続人の元に返還請求書が届いて、
相続人は大将の負債を支払うだろう。

大将の相続人が、
請求が不服というのなら、
裁判を起こして白黒付ける事になる。
しかし裁判にはカネが掛かるし、
大将の相続人に不服の理由を明らかにする術は無い。
裁判には勝てないし、
裁判はやらないと思う。
やっぱり大将の相続人は大将に成り代わって、
大将がチョンボしたカネと、
溜まった法定利息を支払う事になると言う寸法だ。

発想の転換で、
返さないと思うと腹が経つが、
高利回りの定期預金だと思えばお得な気分だ。

何でも来月臨時総会が開かれるそうで、
その中で、
大将の問題の事を住民に公表するのだそうだ。
現自治会長、
相当頭に来ている様で、
当自治会もこれまでのノホホン体制から変動期に入って、
荒れもようになりそうだ。
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裁縫

裁縫なんて中学の家庭科の授業でやってっきり、
ほとんど縁が無かった。
そもそも家庭科で裁縫をやった時の記憶は無く、
記憶があるのは調理の授業で、
決められた以外のメニューを作って叱られたけど、
「美味い!」と絶賛された事は覚えている。

さっきまで裁縫してたww。
作業着用のインチキMA-1をこの冬買った。
ホームセンターで2500円ぐらいの奴。
2500円だからペラペラかと思いきや、
殊の外温かい。
もちろん作業着として使うんだが、
どうにも殺風景だ。
そこで、
ワッペンチューンする事にした。

訳の分からない英文のワッペンや、
ミリタリーやポリスのワッペンは比較的安価なんだが、
どうもそいうのはピントが外れている気がして嫌だった。

なので、
心情や建設関係のワッペンを探したら、
何枚か良さげな物があった。
合計5枚程あったんだが、
その合計金額は3600円。
インチキMA-1本体が2500円なのに、
ワッペンが3600円もするとは解せぬ。
そんな事から年を越した。

年が明けて仕事の段取りを考えていた時、
ふとインチキMA-1が目に入って、
安物の素のインチキMA-1はいかにもインチキで、
どう見てもいかにも作業着でダサくて納得が行かない。
ダサい気持ちを持ちながら仕事をするのは嫌なので、
「一杯飲んだと思えば安いし、
 仕事のモチベーションが上がれば3600円は安いもんだ。」
と思って気になっていたワッペンを購入した。

それが今日届いたんで、
2時間ぐらい掛かって5枚のワッペンを
インチキMA-1に縫い付けたのだった。

裁縫なんて殆した事がなく、
せいぜいボタンを付けたことが数回あるぐらいで、
ワッペンは以前一度付けたことがあったが、
上手く行かなかった。
なので、
ネット動画でワッペンの縫い方を入念に研究してww、
縫い付けることにした。

5枚のワッペンを縫い付けるなんて気が遠くなる作業で、
「一日一枚づつ縫えば5日でできるだろうな。」
なんて長期戦で考えていたんだが、
縫い始めると没頭して、
一枚縫うと次も縫い付けたくなって、
どうせなら全部縫い付けたくなって、
結局3時間で5枚のワッペンを縫い付けた。

頑丈に縫い付ける事を旨にして、
見てくれは二の次だったんだが、
糸が殆目立たなくて案外うまくできた。
ただ、
一枚だけちょっと斜めになってしまったから、
これは後日直そうと思う。

ワッペンチューンしたインチキMA-1は、
とても2500円に見えなくて、
随分格好良くなった。
これは他の衣類にも使えそうで、
ドカジャンとか作業着もワッペンチューンしたらカッコよくなるかも。
安物の服を高級そうに見せるには良いかもしれない。
俺は今ちょっと、
やる気になっているww。

余りにカッコよくなったから、
作業着で使うにはもったい無いなぁ。
けど、
それを敢えてガンガン使うのが良いのかも知れぬ。
駄目になったら買い替えて、
またワッペン貼れば良いのだから。
まぁ良いか。

おじさんが夜なべして
ワッペンせっせと縫い付けただよ。

建物はシェルター

謹賀新年 

この度の震災や事故で亡くなられた方々の冥福を祈る。
また、
被災されたり怪我をされた方々にお見舞い申し上げる。

令和6年の年明けは大地震で始まった。
俺はその時、
東海地方でクルマを運転していたんだが、
突然スマホのけたたましい警報がなったらから身構えたが、
何も感じなかった。

富山に知り合いが居るんだが、
連絡を取った所、
揺れたが別段被害は無いとの事。
街にも特段の影響は無いとの事。
ただし、主要交通網が遮断されて、
物流が懸念されるが、
正月だから買い置きがいっぱいあるから、
当面は大丈夫だそうだ。

能登半島では多数の死者と負傷者が出ているんだが、
その多くは建物に起因している。
能登半島には耐震性に乏しい古い建物が多くあって、
それらが地震で倒壊して閉じ込められたり、
火災が発生して焼死したりしている。

テレビ映像でもあったが、
倒壊した古い建物の隣に、
びくともしていない新しい建物がある。
いつも震災が起きると思う事は、
日本の場合建物の耐震性は何よりも大切で、
災害が多いの本では、
建物は命を守るシェルターで無くてはならないと思う。

ここ数年、
能登半島では地震が頻発していたが、
それまでは地震の危険性はほとんど言われていなかった。
そこに油断があったのだと思う。
また経済的な影響も大きいと思われる。

耐震工事を行うには多額の費用が掛かる。
行政が補助してくれる所もあるが、
多くは個人負担になる。
日本の経済は失われた30年と言われる程悪い。
耐震工事を行う経済的余裕が無い。

古い建物は防火性も悪い。
古い建物が密集している街で火災が発生すると、
あっという間に燃え広がる。
同時期に北九州の街中でも火災があったが、
古い建物が密集していた飲食街が全焼してしまった。

大規模災害が発生するといつも問題になるのは水だ。
現代社会ではトイレの多くは水洗トイレで、
当たり前だが水洗トイレは水がなければ用をなさない。
水道が止まるとトイレも使えない。
用便は人間の生理現象で、
用便をしない人間は居ない。
俺はいつも思うんだが、
スペースがあるのなら、
井戸を掘るべきだと思う。
トイレで使う水は飲用には適さなくても良い。
水があればトイレが使える。
トイレに使える水があるか無いかでは大きな違いだ。

土地があれば穴掘ってそこをトイレにすれば良い。
用を足したら土を被せ、
いっぱいになったら次の穴を掘れば良い。
周りから見えない様に、
着替え用のテントをひとつ用意しておけば良い。

あとは火だな。
石油ストーブや薪ストーブが使えれば生活できる。
薪ストーブの代わりにレンガやブロックで
簡単な炉を作っても良い。
要はキャンプの要領だ。
薪ストーブの薪は倒壊した建物から頂いてくれば良い。

電気は20W程度のソーラーパネルと車用のバッテリー、
それを繋ぐ簡単な装置があれば
スマホの充電と少しの照明は確保できる。
これ、
俺が持っているワゴン車に搭載している。

小規模ながらも、
自己完結できる環境があれば何とかなる。
もちろん建物は今どきの耐震構造でだ。
一週間程度持ちこたえる事ができれば救援の手は届く。
それまでのサバイバルだ。

今年は年はじめから災害や事故が起きているが、
年明け早々厄落としをしたと思わなければ
やってられんな。

先行きは暗い

早いもので平成5も、
もうまもなくお終いだ。

今年はあんまり良い年では無かったな。
ウチの会社は損益分岐点が低いから平気だったけど、
知り合いの業者はどこも大変で、
中にはバンザイしてしまった業者も居た。

表面上のGDPは上がっているけれど、
コスト・プッシュ・インフレと、
円安差益で輸出関連企業が良いだけで、
内需企業で良いところは少ない。

首都圏郊外の中小不動産屋と建設屋は悪い。
良いところもあるのだろうが稀だろう。
少なくとも俺は聞いたことが無い。

この原因は言うまでもなく、
現政権の無策、
いや、
政策のまずさから来ている。

病み上がりで起き上がるのもやっとの体に、
病は治ったとして冷水をぶっかける様な事ばかりしやがった。
そりゃ良くなる訳が無い。
むしろ悪くする。
自分が何をやっているのか、
国のリーダーが理解していない所に、
日本国民の不幸がある。

そもそも岸田には国家感が無い。
こいつが就任した時に、
総理として一番やりたい事について
「人事。」
と公言しやがった。
馬鹿だろ。

まぁ不祥事続きで人事は散々やっているから、
本人としては満足なんだろうけど、
国民にしてみたら何にも得にならない。

当面選挙は無いから、
岸田の性格からして絶対に解散なんて事はせず、
任期満了まで、
どんなに支持率が下がろうとも辞めないだろう。
それまで国民がどれだけ死屍累々となるのだろう。

来年9月に自民党総裁選挙がある。
岸田が再選するする事は無いだろう。
しかしそれまで岸田は居座るし、
総理総裁が変わっても直ぐに良くなる訳では無い。
そうだな、
国民生活に明るい兆しが見えてくるのは、
次の総理総裁がマトモな奴と言う条件が付くが、
早くて一年半から2年。
馬鹿が総理総裁に就任したら、
明るい兆しは見えない。
日本は失われた40年に陥り、
先進国から脱落の一歩を踏み出す事になるだろう。

まぁ今年は、
碌な年じゃなかったな。

世代交代

知り合いの不動産屋の名物ばぁさんが亡くなったらしい。
享年70代半ばか?
この不動産屋とは10年以上の付き合いで、
件の名物バァさんは創業時から居る人。
社長は資格を持っておらず、
バァさんが資格を持っていて、
それで不動産屋を開業した。
社長とばぁさんは独立する前に務めていた会社の同僚だったそうな。

このばぁさん、
俺が初めてあった時は60過ぎぐらいだったと思う。
60過ぎなのに、
キャバクラのねぇちゃんみたいな格好をしていて、
若い営業マンを見るとすり寄ってくる。
気持ち悪いったりゃありゃしない。

事務員のおねちゃちゃんを雇っても、
このばぁさんがいびり倒すから直ぐに辞めてしまう。
社長は資格をばぁさんに頼っているから何も言えない。
会社の経理もこのばぁさんが握っていたそうな。
まるで女王様だ。
本人はお姫様だと思っていたと思う。

何年か前に、
ばぁさんががんで患っているとの話を聞いていた。
それがとうとう今年、おっちんでしまったらしい。
特段ばぁさんと付き合いがあった訳ではなく、
ただ気持ち悪い印象しかなかった。

何も死者に鞭打つつもりは無くて、
ばぁさんの訃報を聞いて、
世代が変わったんだなと思った。

この所、
俺が業界に入ってかわいがってもらった社長さん達が、
次々に鬼籍に入っている。
ばぁさんに可愛がってもらった事は無く、
特段何がある訳では無いが、
業界では名物ばぁさんだったから、
ばぁさんも鬼籍に入って
ひとつの時代が終わった様な気がした。

件の会社は社長の娘さんが資格を持っているらしく、
それを使って会社は存続させる様だが、
不動産屋の社長が資格を持っていないというのは、
ちょっとあれだな。