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ルパン一味全員死す

声優の増山江威子が逝った。
これでテレビ第2シリーズ以降のルパンシリーズを支えた声優が全員逝った。

最初に逝ったのは主役のルパン三世の声優だった山田康雄。
たまたまルパン三世のモノマネをしていた栗田貫一が居て、
イメージを崩さず継続できた。
その後、この体勢できたが、
五エ門役の井上真樹夫が逝き、
次元役の小林清志が逝き、
そして、
峰不二子役の増山江威子が逝った。

その他に、
原作者のモンキー・パンチ、
ルパンの敵、銭形役の納谷悟朗も逝去している。
ちなみに、
初代峰不二子役の声優は存命らしいが、
認知症で特養老人ホームに入所しているらしい。
唯一の生き残りだ。

まぁ考えてみりゃ、
半世紀以上前からやっているアニメで、
そりゃ演者も死ぬわな。

同時期に放送が始まったサザエさんも、
生き残っているのはサザエさん役の加藤みどりだけで、
これも時間の問題だ。

ルパンやサザエさんだけでなく、
他のアニメ声優も亡くなっている人がいて、
時代の移り変わりを感じる。
と同時に、
長く続く普遍のアニメがある事に驚かされる。
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肝心なのは道具

昔現場で職人と雑談をしていた時の事、
職人の腕前の話になって、
「職人ってのはやっぱ腕だよな。」
と言ったら職人が、
「いや、半分は道具だよ。」
と言った事がある。

現代は優れた道具がいっぱいあって、
その進化も凄まじい。
確かに手作業で苦労していた物が、
道具を使う事によって、
正確に早くできる様になった。

今秘密基地に井戸を掘っているんだが、
こないだまでは自作の井戸掘り器で掘っていた。
以前掘った井戸も、
同じ自作の井戸掘り器で掘ったので、
今回も同じ機材を使った。

前回の井戸と今回の井戸は、
距離にして数百メートルしか離れていない。
同じ関東ローム層で、
距離も近いから地層も同じ様な物だと思っていた。

確かに同じ様な地層ではあるが、
やっぱり若干違う。
今回掘っている場所は、
粘土がやたら粘っこくて、
堀り器がすぐに詰まって作業がはかどらない。

今まで使っていたのは「スイコ」と言われるタイプのもので、
簡単に言うと、
筒を地面に突き刺して、
筒の中に掘った土を詰めて掘るスタイル。

前回掘った井戸では、
筒の中の土がすんなり排出できたのだけれど、
今回の井戸は、
粘土が筒内に詰まってしまって、
掻き出すのに1回、5分程度掛かり、
しかも1回に3センチぐらいしか掘れず、
あまりの効率の悪さに
約3m掘った所で、
心が折れてしまったのだ。

その後悩んだんだが、
禁断のオーガを導入する事にした。
オーガというのはスクリューの様なねじねじ状の掘り器で、
ねじ込んで土を掘り出すもの。
電柱なんか立てる時に使っているあれ、
その手動版。
価格は数万円する。

遊びに数万円も投資できないから、
どうした物かと悩んでいたんだが、
今後、仕事で井戸を掘る話もあるので、
先行投資として購入した。

で、早速昨日オーガで掘ってみたんだが、
これがまるで天国!
今までの苦労は何だっとのかと思える程効率が良い。
掘り出した土も簡単に落とせる。
最初からこれを使っていれば良かった。

ほんの30分程度で約2mを掘り、
良い帯水層にぶつかった。
ざっと計算して、
常に65Lは井戸の中に水が溜まっている状態。
これなら十分井戸として使える。

地表から3mの深さまで掘るのに、
のべ6時間ぐらい掛かって難儀していたのに、
オーガでは、
2mを30分足らずで掘ってしまった。
最初から使っていれば、
1時間ちょっとで掘れていた。
やっぱり、肝心なのは道具だな。

この後は、
穴の直径をもう少し大きくして、
中の泥をスイコで引き上げたら、
管を入れてポンプを設置する。
そうすれば、
秘密基地の水が確保できる。

後はサクサク進めだいんだが、
手に入れたガチャポンのサビが酷くて、
サビ落としをしないとポンプがOHできない。
まぁ、今週は天気が悪いとの事なので、
その間にポンプをOHしておいて、
天気が回復したら、
ちゃちゃっと、
やっつけてしまおう。

ありがた迷惑、いや、ありがたい

昨今の内需不況で、
同業者がヒーヒー言っている中、
ウチは他社がびっくりするぐらい損益分岐点が低くて、
世の中不景気の中、
相変わらず食うに困る事は無くやっている。

贅沢な話なんだが、
昨年秋に外構工事を頼まれた。
その現場は、
外構工事と言うよりは、
土木工事に近くてそこそこの規模だ。
昨今建設資材の値上がりが激しくて、
ヤバくて見積を出したくなかった。

なので、
のらりくらりごまかしていたんだけど、
さすがに引き伸ばし出来なくなって、
今月上旬に図面引いて見積を出した。
その見積も、
施主が承諾しないように、
危険負担をたっぷり乗っけて出して、
ウチに依頼が来ないようにしたんだが、
今日、ウチに依頼してきやがった。

今のスケジュールからすると、
着工は真夏のクソ暑い時期に掛かるようで、
その分は乗っけてない。
100%自社工事でやる事になるから、
当然俺もクソ暑い中に駆り出され、
朝から晩まで作業をする事になる(泣)

内需不況でみんな厳しい状態なのに、
仕事を請けたく無いなんて贅沢な話で、
やっぱり蹴ったら罰が当たりそうだから、
ありがたく請ける事にした。

5月は落ち着いていたから、
多分嵐の前の静けさなんだろうと思っていたら、
全くその通りになって、
来月から不動産のプロジェクトでも、
一件、ややこしい案件があるから、
今年後半の俺は、
地獄に突き落とされる事が決定した。

世の中甘くないな。
でも、
ありがたい話だ。

秘密基地

俺がガキの頃、
俺の家の周りは住宅街ではあったものの、
山や川があって自然もいっぱいあった。

山の斜面には防空壕の跡があって、
これを利用して秘密基地を作って遊んでいた。
どうして秘密基地ってのは
あんなにワクワクするんだろう。

そして今、
秘密基地用地を手に入れて、
着々と基地づくりを進めている。

その場所は会社から少し離れた所で、
周りはそこだけ家が無くて、
森と畑に囲まれた奇跡なような場所だ。

そこに畑があって、
その畑はある人が相続で所有してるんだけど、
畑はやらないし、
管理するにも広すぎるし、
機材も持っていないから、
無料で良いから使ってくれと言われ借りたのだ。
広さは一反弱ある。
サッカーができるぐらいの広さだ。

畑はもちろんなんだけど、
プライベートキャンプもできるから、
畑+プライベートキャンプ場にしようと手を付けた。

早速物置設置と井戸を掘る許可をもらって、
こないだ中古で物置を仕入れてきて組み上げた。
井戸ポンプも某オークションで安価に手に入れ、
今週辺りから井戸掘りをやろうと思っている。

トイレは立ちションならそこらのヤブでできるけど、
実験的にバイオトイレを作ってみたくて、
今構想を練っている。

万一災害などで被災した場合には、
基地に行けば自己完結できる環境を整えようと思っている。

もちろん耕作もしていて、
夏野菜やサツマイモなどをGW明けに植えた。
みな順調に育っている。
めざせ自給自足。

小さな耕運機を持っているのだけれど、
今度の畑は余りに広すぎるから、
持っている耕運機では役不足だから、
二周りぐらい大きな機械が必要で、
こいつも某オークションで物色している。

基地完成までにはまだまだやる事が沢山あるから、
仕事はちゃちゃっと片付けて、
基地作りと畑作業に没頭している。

幸い、
農作物を出店できる施設を作ったばかりで、
畑でできた作物はそこで売る事ができる。
既に先月はそこにタケノコを出品して、
お小遣い稼ぎをさせてもらった。

色々考えて、
一般的な野菜を出しても大した設けにはならないから、
商品価値が高い物をだそうと、
スイカを多数栽培している。
一般的な野菜も作っていはいるが、
あくまでもおまけだな。

そんな訳でこのところ基地づくりが忙しくて、
仕事は夜中にあらかた済ませて、
昼間は基地づくりにぼっとうしている。

そんな訳で俺は今、
忙しいのだ。

斜陽産業

こないだ一泊の出張に行ったんだが、
配車の関係で、
いつも使う準キャンピングカーのワゴンが使えなかったので、
珍しくビジホ泊で出張した。

ビジホと言うよりは安宿と言った方がピッタリで、
宿泊料は安いけど、
設備は必要最低限のホテルだった。
俺はそれで不満は無い。
寝られれば何でも良い。

当然wifiなどのネット環境は無く、
テレビも地上波だけで時間を持て余していた。
なので見るとはなしに民放の地上波を眺めていたんだが、
春の特番の時期で、
その日もゴールデンタイムに特番を放送していた。
久しぶりの民放のテレビ番組で、
何となく眺めていたんだが、
興味深かったのはCMだ。

宿泊したのは首都圏に隣接した県で、
空いていれば都心から高速で1時間半ぐらいの距離なんだが、
特番にも関わらず、
CMのスポンサーが全部埋まらなかったらしく、
公共広告機構のCMがちょくちょく流れていた事だ。

そりゃ地方のネット局だけど、
ゴールデンタイムだぜ。
しかも特番。
にも関わらずスポンサーが埋まらないなんて、
如何に地方テレビ局が斜陽産業であるか、
感慨深いと言うか、
納得感と言うか、
改めてテレビの凋落を思い知った。

流石に首都圏のキー局は大手スポンサーでCMは埋まっているのだろうが、
地方局では特番なのに、
ローカルCMが流れ、
CM枠が空いているのだ。

地方局の業績が悪い事は聞いていたが、
ここまで悪いとは思わなかった。
昔はテレビ局勤務なんてのは、
花形職業だったが、
今は沈みゆく船なんだな。

まぁそういう不動産業も同じ様なもので、
少子高齢化はこれまでの形態が通用しなくなってきているのは、
地方テレビ局と同じ。

明日は我が身だなぁ。