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草と泥をナメてはいけない

先日預かっている現場の草刈りをした。
草刈りをしたと言っても、実際に草を刈ったのは俺では無く、仲間の奴だ。
草は腰ほどの高さになっていて、草刈機で刈ったんだが、それでも2時間程掛かった。
面積は300坪弱。

刈った草は適当に山にして分けておいた。その草は売主業者の担当者が片付けるのだそうだ。
そして昨日、担当者が片付けに来た。

朝10時半頃から初めて、本人たちは2時間ぐらいで終わるだろうと思っていたみたいだが、
実際には飯も食わず午後4時頃まで掛かって、暑い中死にそうだった。

特大のゴミ袋に約50袋。現場に掛かっていた隣地の枝払いもしたから、
さらに増えて、結構な量になっていた。

俺はその大変さを良く知っていたから口出しも手出しもしなかったw。
若造の頃に客から、「庭の泥を10センチぐらいすき取って欲しい。」と言われ安請け合いし、
面積は18㎡ぐらいだったんだが、
泥のすき取りは3倍になると言われる事を知らないで、
普通に計算した1.8㎥なんだが、実際には5㎥ぐらいになって、
手作業だったから、えらい目にあった事があった。

草も同様で、刈った草はかさばって結構なボリュームになる。
それを袋詰にしようなんて、その大変さを知っていたから、
一切関わらない様にして高みの見物と決め込んでいたのだ。
正解だったw。

担当君のお陰で現場はすっかり綺麗になった。
隣地の耕作放棄地の草が現場にかぶっているから、
今度噴霧器を持って行って、除草剤を境界線にそって幅1m程撒いてやろうと思う。
草刈機を持って行って草を刈るより簡単だ。

草刈機で草を刈るのも大変だし、その後の草の処理も大変だし金も掛かるから、
ウチの自社物現場は、こまめに除草剤を撒くことにしている。
その方がトータルで見たら安価だし簡単だ。

夏は草との戦いになるのが、不動産屋の常だ。
中にはジャングルになっている現場もある。
あれじゃ売れない。
梅雨明けになって、ますます草の勢いは増す。
むこう2ヶ月程は、現場に手が焼けるのだ。



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