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当たり前の幸せ

東日本大震災が起きてから5年が過ぎた。早い気もするが、もう随分時間が経った気もする。
亡くなられた多くの方にご冥福を、被災された方々にお見舞い申し上げる。

当時俺は都内で打ち合わせをしていた。幸いクルマで行ったから、
大渋滞に巻き込まれたが、無事帰ってくる事ができた。損害は何も無かった。

昨日の11日、図らずも都内で打ち合わせをしていた。もちろん何も起きなかった。
何もない日常は当たり前の日々だが、実は幸せな事だ。

震災から5年が経ったが、未だ問題は解決していない。
現在でも行方不明者は1500人を超えている。
家族や知り合いを失った悲しみを完全に癒やすには、5年という月日では足りない。
経済的に損害を受けた人も、到底回復できる年月では無い。
津波に襲われた街の復興も、まだ道半ば、
福島第一原発の事故は、未だ収束の目処さえ立っていない。

震災の傷跡は大きい。

何もない事の幸せ。当たり前に過ぎてゆく日常の何と幸せな事か。
当たり前を当たり前だと思っていはいけない。
当たり前は極上の幸せなのだ。

改めて震災を振り返ってそう思う。


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