勝手にぶつぶつ

こないだ破たんした弁護士法人なんだが、
真相が分かって来た。

債務処理を得意としている弁護士事務所が破たんするなんて、
シャレにもならんと思っていたら、
どうやら黒幕が居た様だ。

弁護士などのセンセーと言われる人は、
営業活動が下手だ。
そりゃそうだ。
法律の勉強はしてきたが、
商売の勉強などしていないのだから。

そこに目を付けたのが、
士業を相手にするコンサルタント会社だ。

このコンサルタント会社は、
弁護士や司法書士などの士業に対してコンサルする会社だ。

弁護士法人とか司法書士法人と言うのは、
弁護士とか司法書士の資格が無いと設立できない。

そこで、
カネに困っている弁護士とか司法書士を利用して、
弁護士法人などを設立する訳だ。

コンサルタント会社は、
法人の運営から宣伝、
事務員や相談員の手配、
ロゴの商標登録権やネットサーバーまで管理する、
実質の経営者なのだそうだ。

この度の弁護士法人の破たんは、
過払い金請求で受けたカネを、
依頼者に支払わなければならないのに、
そのカネを、
コンサルタント会社が流用してしまった事によって、
依頼者に支払いできなくなってしまったのだ。

そのコンサルタント会社の経営者というのが、
元武富士の支店長をやっていたそうで、
当時の顧客リストを持っていたとするのなら、
過払い金請求の顧客リストを持っていた様な物で、
そりゃ、過払い金請求が得意な訳だ。

そんなきな臭い背景があるんだが、
あくまでも責任は弁護士法人の代表と社員（共同出資者）が取る事になる。
しかも破産などで免責されない。
無限責任を負う事になる。

全くお気の毒だ。

件の弁護士法人の代表は２年前に代わっている。
それまではベテランの弁護士が勤めていたが、
２年前に若手の弁護士に代わっている。

以前の代表は高齢だったそうだが、
もしかしたら、
弁護士法人の運営に危機感を感じたのかもしれない。
交代して２年が過ぎているから、
以前の代表弁護士は、
責任を問われる事は無い。
上手く逃げられた様だ。

この度の弁護士法人の破たんは、
その運営と背後による物の仕業で、
弁護士は利用されただけとも言える。

今後、
この問題は、
大きな問題に発展するかもしれない。
もちろん、
コンサルタント会社の責任も問われる事になるのだろうが、
流用したカネは、
既に無いと言う週刊誌の報道もある。