忍者ブログ

リーマンショック後の状況の様だ

これまで何度も書いているテーマなんだが、
首都圏郊外の不動産業界は、相変わらずデフレだ。

この所、物件価格を調べていたんだが、建売物件は売れないと200万円、300万軽く値下げしている。

多棟現場で売れ残った物件などは、現場単位で利益が出ているから、捨て値みたいに値下げする。
こんな事やられたら、地元の業者はたまったものじゃない。
だから地元の業者は、自社で新築をやらなくなった。
もし近くでビルダーが大幅値下げなんかされたら、売れなくなってしまう。
下手したら破たんだ。

売れないのは景気のせいだけじゃない。一時所得層が薄くなっているのだ。
しかし供給量は多いから、完全に物件過多で買い手市場なのだ。

仲介業者をみると、仲介手数料無料を謳っている業者がゾロリと居る。
客の食い合いをしているのだな。
手数料半分でも、他社に取られてゼロになるよりはマシと言う事なのだろう。

景気は回復基調にあるというのに、ウチの業界だけはどうにもダメだな。

ビルダーにしてみても、図体がでかい分、それなりに数をこなさないと維持できない。
だから近年は全国展開している。首都圏だけでは賄えないのだ。

こうなると、どういうスタイルが一番良いのかわからんな。
ただ言えるのは、損益分岐点をぐっと下げて、波風が立っても耐えられる状況にある、
ウチみたいな中小零細企業が一番強いのかも知れない。

今の物件の売れ具合は、リーマンショックの時に似ている感じがする。
売れて無いのだ。客が動いていない。

資本投下して、ある程度展開していた所は、これから苦しい状況に陥るんじゃないか。
リーマンショックの後の様な状況になりそうな気がする。
ここへ来て食えない営業マンがぞろり出ているからな。
やばいんじゃないか。
PR