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どうして日本人は長寿なのか

日本は世界でも指折りの長寿国。
どうして日本人は長寿なのか。
以下は俺の憶測だ。

日本人は年々長寿になっている。
俺がガキの頃は、
大抵70代で亡くなっていた。
80過ぎると超長寿だった。
今では80歳でもピンピンしている人が沢山いる。
どうして日本人が長寿になったのかだ。
理由はいくつかある。

まず最初に取り上げられる理由は食事だ。
生産や物流が発達し、
保存技術も発達した。
その結果、
様々な新鮮で安全な物が食える様になった。

俺がガキの頃の塩鮭なんて、
しょっぱくて食えたもんじゃなかった。
当時塩鮭がやたらしょっぱかったのは、
保冷技術が未発達で、
昔ながらの塩の保存技術だったから、
しょっぱい塩鮭だったんだな。

当然塩辛い塩鮭を食えば高血圧になり、
死亡リスクが高まる。

次に上げられる理由は医療の発達だ。
医療は日進月歩だ。
昔じゃ助けられなかった疾病や怪我も、
今では助けられる。
がん治療なんてのはその最たるもので、
今じゃ早期発見ならば、
がんは恐ろしい病気では無くなった。

そして俺が考えるに一番の理由は、
住環境の向上だ。

かつての日本家屋は木と紙でできていた。
特に厳しいのは冬で、
紙の障子など遮温性能など無いに等しい。
暖房器具も火鉢ぐらいで、
真冬に火鉢ひとつなんてのは、
暖房器具なんて無いに等しい。
コタツは贅沢品で、
貧乏人の家には無かった。

火葬場の人が言っていたが、
一年で一番忙しい時期は、
寒い時期なんだそうだ。
気温と死亡者数は正比例していると言っていた。

どうして寒いと人は死ぬのか。
これは人体の免疫機能が関係していると俺は思っている。

人間には免疫機能が備わっていて、
外部から病原菌が体内に入ると、
免疫が侵入者を駆逐して健康を保つしくみだ。
ただしこの免疫機能、
体温が下がると活動が鈍る。
逆に、
体温が上がると免疫機能も活発になる。

風邪を引いて熱が出るのは、
体が免疫機能を活性化しようとして、
自ら体温を上げているんだな。
体温が高いと免疫機能は活発だと言う事だ。

先述した通り、
昔の日本家屋は木と紙でできていて、
冬は室内でも相当寒かった。
当然体も冷える事になり、
その結果免疫機能も低下して病気に掛かりやすくなる。

医療は今より比べようが無いほど低く、
当然死亡する人も多い。

しかし年々住宅設備は向上していて、
昔と比べて今の住宅は断熱構造が違う。
今の住宅の構造は魔法瓶みたいな構造で、
遮温性が非常に高い。

しかも冷暖房施設が充実していて、
夏はエアコン、
冬は様々な暖房機器があって、
一年中快適に過ごす事ができる。

特に冬場の暖房は、
ガンガン暖房しながら、
アイスクリームを食べる程だ。
当然体が芯まで冷える事など無く、
風呂だってスイッチひとつで全自動で沸かせる。
こうした事から、
家の中で体が芯まで冷える事は無くて、
体温が下がる事が無いから、
免疫機能も下がる事は無い。

こうした事から、
日本人の平均寿命が伸びていると俺は思っている。

そうは言っても冬は寒い。
その寒さが、
免疫力が衰えている年寄りには堪える様で、
流石に今でも冬になると免疫力が下がって、
死亡する年寄りが多いという事だ。

逆に考えれば年寄りは冬、
体を温めて体温をあげてやれば、
死なないと言う事だな。
だから冬でも温かい沖縄は長寿だ。

でもまぁ、
生産性が無くなった年寄が
いつまでも生きていたらそれは社会の負担になる。
だから俺は、
この世での役割を果たしたら、
さっさとこの世とおさらばして、
あの世を楽しみたいと思っている。
意味もなく無駄に生きている方が地獄だ。
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