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いい加減でいいんだよ

GWの只中、
俳優の渡辺裕之が自殺?した。
そして昨日、
ダチョウ倶楽部の上島龍平も自殺した。
芸能界、どうした?

俺は渡辺裕之とは、ちょっと関係があって、
デビュー作の「オンザロード」は好きな映画のひとつだった。
その後の活躍も目覚ましく、
二枚目俳優なのはもちろんなんだが、
内面もにじみ出る良い俳優だと思っていた。

オンザロードの主役の白バイ警官のキャラクターは、
渡辺裕之の性格と良く似ていた。
責任感が強いまじめな男だ。
自分に対して厳しくもあった。

奥方ともオシドリ夫婦で、
クルマのラジオで訃報を聞いた時に、
思わずクルマを路肩に止めてニュースに聞き入ってしまった。
信じられなかった。

聞けば、
ちょっと前から精神的に不安定だったそうで、
その辺りで急に、
変なスイッチが入ってしまったのかも知れない。

まじめな奴ほど思い詰めてしまう。
俺なんて他人から「まじめな人」と言われるが、
実は全然そんな事は無くて、
「明日できる事は明日やる。」
と言う性格だし、
「いつでも出来る事は先延ばし。」
でもある。

だけどまじめな奴というのは、
何事もきっちりしていなければ気が済まないみたいで、
それが上手くゆかないと詰まってしまう様だ。

渡辺裕之氏が亡くなった事は全く残念な事だ。
ご冥福をお祈りする。

昨日お笑い芸人の上島龍平が自ら命を絶ったと報があった。
何があったのか不明だ。
中華コロナで亡くなった志村けんと親しかったそうで、
その事も関係していたのかも知れない。

その一方で、
後輩芸人の面倒を見る親分肌の側面もあって、
俳優としての才覚もあった。
残念な事だ。
ご冥福をお祈りする。

人生山あり谷あり。
良い時もあれば悪い時もある。
幸い日本では生命と財産が保証される。
どんなにどん底に陥っても、
命までは取られない。

どんなに苦しくても、
それを乗り越えれば、
その先に良い事が待っているから、
いざとなったら開き直れば良いのだろうけど、
心が病んでしまっていると、
死へのあこがれさえも抱いてしまう。

近年、芸能界で自殺が続いている。
「どうして?」
と思うが其々の心の中までは分からない。
思い悩む本人にとっては、
死を選ぶ事が最善だと思ってしまうのだろうけど、
俺みたいに「安定した貧乏」でいい加減に生きていれば、
何か起きても「まっ、いいか!」で済ませる。
多分俺みたいにいい加減な奴は、
お迎えが来るまで世にはばかるのだろう。

まじめな奴はもっと、
いい加減になった方が良い。
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