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後三年で潰れる不動産会社

ある不動産会社が有る。
在庫がはけず、キャッシュフローが悪くなっている。

この会社は、調整区域の開発が緩和される情報を事前に入手し、
調整区域の山林や畑を二束三文で買って、規制が緩和されると、数倍にしてデベロッパーに売り、
大儲けして会社を大きくした。

元は解体屋で、不動産業では無かったから、あちこちから不動産経験者を入れて、
グループ会社を作った。

支店も増やしたから、素人だろうが、なんだろうが、かたっぱしから採用した。
だから素人集団の会社になった。

そんなんだから、一旦景気が悪くなると営業力がなくて売上不信が続いている。
それに加え、調整区域の土地を、驚くような価格で地上げしているから、
在庫が溜まってキャッシュフローが悪くなった様だ。

本社屋用に、中古の建物を買ったが、その決済にも困窮し、
あちこちに借金を申し込み、やっとの事で決済した。
決済したのは良いけれど、改装するカネが無い様で、
1年近く経つが、物件はそのままだ。
ただでさえ古い建物が、このままでは廃墟になってしまいそうだ。

初夏に支店を出したが、なんとその支店の事務器のリースが降りなかったそうだ。
グループ会社の社長の与信が悪かったみたいだ。

グループ会社の社長はサラリーマン社長で、
中小企業だから、仕入れや事業資金の融資は、社長個人が連帯保証人になる。
恐らく融資枠が一杯なのだろう。

グループ会社の社長に就任するという事は、借金を背負わされる事で、
決して良い事では無い。
肩書は社長だが、その実態は借金要員だw。

特に最近資金繰りが悪いようで、グループ内で物件を売買して
決算書をふかしているそうだ。
先日も2週間以内に、調整区域の土地を法外な値段で買ってくれと来たが、
「一昨日来やがれ!」
と言って追い返したw。

ある程度図体がでかいから、銀行もそう簡単には潰さないだろうけど、
俺の感では、あと三年ぐらいだな。

まぁ無茶苦茶やって、相場を荒らしている業者だから、潰れてくれたほうが、
業界の為にはなる。

問題は俺の知り合いがその会社にいるから、ヤツの将来が心配だ。
まぁどこかの会社に潜り込むのだろう。
できればその会社で出世して、お互いに利益が出れば良いのだが、
どうやらそうも行かないようだ。

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