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進まない融資緩和

語弊があるといけないから、予めお断りしておくが、
ここで言う融資緩和は、日銀の融資緩和では無く、一般の金融機関の融資緩和の事。

日銀はじゃぶじゃぶ緩和しているが、一般の金融機関の所で止まっている。
特に地方や小さな金融機関。

これは、長引く不況で、金融機関が事故を沢山抱えていると言う事。
正確には金融機関では無く、保証会社が事故を抱えて慎重になっていると言う事。

銀行が中小企業に金を貸す時には、ほぼ保証会社を付ける。
もし借りた企業が破綻しても、銀行は保証会社から貸金を回収できるから痛くも痒くも無い。
だけど、保証会社は損失を被る。
その保証会社が、融資に慎重だから、結局銀行も金を貸さない。

銀行は、大企業にはどかどか融資している。
だから東京都心の不動産への投資が活発で、地価が上がっている。
一方郊外はダメだ。まず住宅ローンの審査が相変わらず厳しい。
ローンが通らなければ、不動産の売買は成立しないから、郊外の不動産市場は芳しくない。

中小企業への融資も同様だ。
今日本の企業の7割が赤字で、どうにか転がしている状態。
そんな状態では、金融機関は金を貸さない。
つまり、日銀が融資緩和したマネーが、世に流れ出ない状態。
世にマネーが流れ出なければ、景気は回復しない。

リーマン・ショック後麻生政権は、今のアベノミクスと同じ事をやろうとしていた。
金融緩和と財政出動だ。
所がそれをマスコミに潰されて、暗黒の民主党政権になってしまった。

もしあの時麻生政権が続いて、経済対策を行なっていたら、
実力のある日本経済は、今頃世界を引っ張っていたかもしれない。



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