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景気は確実に悪くなっている

経済指数をみると、そんなには悪くない。
しかし、末端経済で言えば、悪い。
そしてその悪さが、段々上昇し始めている。

今年になって、なんでも首都圏郊外の不動産屋は景気が悪いと書いてきた。
実際事業縮小する所や、破たんする所も出てきた。オレの知り合いも食い詰め始めた。

都心マンションの契約率が、二ケタで下がっているそうだ。
それと同時に、価格も下がっているそうだ。

これまで都心のマンションは「蒸発」的に売れていたが、今はそうでもないらしい。
郊外のマンションに至っては、大苦戦なんだそうだ。
建売が売れてないんだから、郊外のマンションはもっと厳しいのは想像に容易い。

更にこれから悪くなる予兆を掴んだ。
知り合いに、解体屋が居るんだが、この所仕事が途切れてきたそうだ。

不動産屋のサイクルとしては、プロジェクトに一番最初に手を付けるのが解体屋だ。
次に造成屋、建築屋、不動産屋の順になる。
だから先の不動産市況を見るには、解体屋がどんな具合か見れば判断が付く。
解体屋が良くないという事は、建築屋と不動産屋もこの先良くはならないという事だ。

せっかく金融緩和でベクトルが上がったかと思ったのに、
消費税増税でブレーキを踏んでしまった。
その影響が一番強く出たのが末端経済で、それでも上の方の経済が良かったから、
全体としては良くなったんだが、末端には景気回復は波及せず、
それどころか、中小企業は消費税の支払いに四苦八苦している。
当然消費も冷えてきた。
その冷えが、末端から段々上に登って来たという印象だ。

日銀はバカだから、金融緩和するとは言う物の、実際には躊躇している。
財政出動も、秋の国会で取り上げるみたいだが、遅い。
経済は下から冷えてきている。経済の最前線に居る不動産屋にはそれが良く見える。

こうなっているのも、日銀とお上がバカだからで、奴らは生活に困っていないから平気なのだ。
だから、経済に合わせて、奴らの給料も変動制にしてやれば良い。
そうすりゃ身をもってヤバい!って事に気が付くからな。

これもいつも書くことだが、ウチは色んな事に対応できる。
不動産一本では無いから何とかなっているが、
そうで無い所は、かなり厳しくなってきているみたいで、
リーマンショック後に近い状況になりつつある。

件の解体屋から
「忙しくてしょうがねぇよ!」
という言葉が聞ける時が、果たしてくるのだろうか?
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