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不景気になると起きる事

旧知の解体屋から電話があった。
解体屋と言っても、
室内専門の解体屋だ。
その人の仕事は丁寧で迅速。
ウチも頼む職人のひとりだ。

その解体屋から愚痴の電話が来た。
仕事をしたのにカネが貰えなかったとの事だ。
もう何回目だろう。

その時の仕事は、
元請けの間に取引がある工務店が入っていて、
元請けが客からカネを受け取った途端、
破産宣告したらしい。
その結果、
下請けの工務店にカネが入らなくなり、
孫請の解体屋にもカネが入らなくなったものだ。

内需は相変わらず悪い。
これは、
岸田政権の経済対策が無能だからだ。
建設業界は、
更に着工棟数の減少も重なって、
業界全体が縮小傾向にある。
つまり、
コテンパンに悪いと言う事だ。

こんな状態になると良く起きる事で、
元請けが施主からカネを受け取った途端、
ドロンしたり、破産したり。
仕事をした工務店や職人はタダ働きをさせられる事になるどころか、
工務店は資材の購入費まで被る事になって、
場合によっては、
連鎖倒産になる事も良くある。

初めて請ける仕事は、
発注先の状態を良く見る必要がある。
とは言うものの、
株式公開していない会社の財務内容を、
把握するのは難しい。

ヤバい会社と言うのは、
旨い話をしてくるから、
おいしい話の仕事は要注意って事だな。
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