勝手にぶつぶつ

アベノミクスは始まったばかりで、まだ末端経済はデフレ不況のままだ。

デフレは誰が創りだしたのか。その犯人は日銀なのだ。
デフレとは物価が下がる事。
物価の番人は日銀なのだ。
その番人が、デフレに関しては、全く用を成していなかったのだ。


日銀は、金融緩和したり縮小したり、金利を上げたり下げたりして物価をコントロールする。
日本は、高度成長期からバブル崩壊までインフレ経済だった。
日銀は常に、インフレを抑える事に腐心した。

日本経済は、バブルが崩壊して、経済が立ち直っていないのに消費税を増税し、
それを切っ掛けに、デフレスパイラルへと落ちていった。

その後一時期を除いて、日銀はデフレ対策の為の強力な金融緩和を行わなかった。
その為、日本経済はどんどんデフレに陥っていった。

唯一金融緩和してたのは、小泉内閣時代。
この時、自民党に脅された日銀は、金融緩和を行なっていた。
一時期景気は持ち直し、地価も上昇に反転したが、
まだデフレーターがマイナスで、もう少しでプラスになって、インフレになる手前で、
日銀は金融緩和を止めてしまった。

そしてそこにリーマン・ショックが襲ってきた。

民主党に政権が変わって、財政も緊縮財政となり、
デフレは更に深くなって、現在に至っている。

物価の番人である日銀は、物価上昇のインフレは抑えるのに、
物価の下落であるデフレの是正には、
しっかりと手を打って来なかった事が今の事態を招いている。

どうも日銀内では、インフレにする事に抵抗感があった様だ。
全く愚かな事だ。

もうひとつ問題なのは、日銀法だ。
日銀法改正で、日銀に独立性を持たせてしまった事だ。
どんなに日銀総裁が愚かでも、誰もクビを切る事が出来ないのだ。

日銀が独立性を持ってしまった事により、
経済対策は日銀が担う金融政策と、政府が担う財政政策をリンクさせなければならないのに、
連携が取れずチグハグな対策を行なって来た事にも、
デフレを悪化させてしまった原因がある。

本来日銀は政府の子会社なのだから、政府と連携を取って経済対策を取らなければならないのに、
バラバラになってしまったのだ。

また、他国の中央銀行はインフレ目標と共に、失業率も金融政策の指針にしている。
しかし日銀には、失業率は入っていない。
これも経済対策には片手落ちだ。

更に、他国の中央銀行の総裁は、いずれも経済博士号を持っている人が就任しているが、
日銀総裁だけは、全くの畑違いの人が就任している。
つまり、経済が分かっていない人が就任しているのだ。

だからデフレに陥っているのに、頓珍漢な事を平気でしてきたから、失われた２０年になってしまった。
今回、強力な金融緩和を進める黒田総裁に、日本経済は救われたのだ。

デフレを作った犯人は日銀なのだ。
デフレの為にどれだけの国民が苦しんでいいるか。
末端に行けば行く程その苦しみは大きい。

ちなみに日銀総裁の収入は、年４０００万円強。
国民を苦しめて年４０００万円強ももらえるのだから、良い商売だ。
お前は悪魔か！と言いたい。


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