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日本の建設業界は廃れる

公務員が加入する共済年金はカネが足りない。
そこで、
厚生年金と一体化する事にした。
つまり、
厚生年金のカネを共済年金に回そうと言う訳だ。

更に厚生年金の収入を増やそうってんで、
ちょっと前から、
建設業の免許申請に厚生年金の加入が義務付けられた。
建設業を取得しようとしたら、
厚生年金に加入していないと免許が受けられない。
たとえ社員がふたりとか三人とかでも厚生年金に加入させなければならない。

インボイス制度が始まる。
これは、
売上1000万円未満の消費税非課税業者からも、
消費税を召し上げようと言う制度。

そしてCCUS制度。
簡単にいうと、
職人のスキルを格付けしようというもの。
登録するにはカネが掛かる。
そしてこいつも厚生年金が紐付いている。

建設業と言うのは一人親方が多い。
つまり職人だな。
ずっと景気が悪いから一人親方の売上は1000万円に届かない。
もちろん国民年金だ。

ところがだ。
建設業法の改悪により、
厚生年金に事実上強制加入させて、
インボイスで売上の10%を召し上げて、
CCUSで手数料を奪い取ろうとしている。

これが岸田内閣がやろうとしている事だ。

建設業が中小零細業者が多い。
ウチもそうだ。
建設業の経営者の視点から見ると、
会社が抱えている職人は日給月給だ。
しかし厚生年金は一律で収めなければならない。
会社にとって負担になる。
そこで会社は抱えている職人を社員では無く、
一人親方として外注にする。
そうすれば日給月給にする事ができるし、
厚生年金の負担は無くなる。

社員では無く一人親方になれば、
社員同士での技術の伝承が無くなる。
もちろん一人親方になって職人も厳しい経済状況になる。
廃業したり、
転職する者も出てくるだろう。

こうして職人に支えられている日本の建設業は廃れてゆく。

CCUSについてもそうだ。
登録するのにカネが掛かって、
仕事をすると一日いくらでカネをお上に支払って、
登録していないと現場に入れない様にするみたいで、
大手下請けで生業をしている建設業者は、
ただでさえ厳しい状態なのに、
更に搾り取られる事になる。

こんな制度だれが喜ぶのだ。
よろこぶのは公務員と公務員OBだ。

共済年金は厚生年金からカネが入るから盤石。
国交省OBの天下り先を作って左うちわ。
そのカネを貢ぐのが、
年間売上1000万円未満の一人親方や、
中小零細の建設業者だ。

こんな事をしたら建設業に携わる人が減る。
技術の伝承もできない。

隠して役人の利権と保身の為に国は滅んで行く事になる。
日本経済がずっと悪いのも、
役人が無能だからだ。
経済が悪くて税収が上がらないから、
増税をして更に召し上げようとする、。
この悪循環がずっと続いていて、
更にこの先も続けようとしている訳だ。

国力を失って行く事について、
政治屋も役人も危惧していない。
岸田内閣はむしろ国力を削ぐことばかりやろうとしている。
もちろん経済の事について無知だ。

残念ながらこのままでは、
この先日本は間違えなく衰退して征くだろう。
近い将来起きる東南海トラフ地震でダメージをくらって、
さらに打ちのめされる事になるだろう。

バカが揃いも揃ってこの国を運営しているんだから、
やってらんねぇな。
しかし国民も白痴化教育されていて、
自分たちに危機が迫っている事に気がついていない。

だから国を信用せず、
他人を信用ぜず、
自己完結できる環境を作っておくことが、
この先生き残れる方法だな。

もしもこのまま落ちぶれて行ったら、
都市居住者は特権階級でなければ、
厳しい状況に陥ると俺は見ている。
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