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脱中国

中国から企業と投資が逃げ出しているんだが、それに拍車が掛かっている。

日銀の金融緩和で円安ドル高になって、相対的に元も元高になっている。
加えて中国人労働者の賃金が上昇し、清算コストが高くなってしまった為、
生産拠点を東南アジア方面にシフトする企業が多い。
投資も旨味が無くなった事と、中国経済のリスクがあるため、日本からの投資などは40%を超える減額だ。

中国はこれまで世界の工場と言われる程、生産拠点を世界から集めて経済成長してきたが、
投資と世界からの工場がどんどん減ると、経済の成長も危ぶまれる。
そこに300兆円とも400兆円とも言われる地下銀行の負債爆弾も抱えている。

中国の発表するGDPの数値は宛にならない。ってか、中国から出る数値は当てにならない。
しかし輸出先の国の数値は正確だ。
だから、中国経済の状態を測るには、中国の輸出先の数値を見るのが良い。

当然の事だか、輸出先の数値は減る一方だ。

中国経済のバブルは既に崩壊を始めていて、不動産価格は下がり続けている。
ただし、大きな崩壊が無いから、リーマンショックの様な事が起きていないが、
起きないとも限らない。
何とか軟着陸させてもらいたい物だ。

中国経済を崩壊させない為には、中国の内需に期待するしか無い。
しかし中国の産業構造は、世界からの組み立て作業を請け負う事だし、
インフラ整備するにも国土は広大だし、金は無いしで上手くは行かないだろう。

日本への影響が少ない事を祈るばかりだ。





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