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ユーロ不況は長期化

ヨーロッパの経済が芳しくない。リーマン・ショック以降、経済が中々良くならない。
一時ドイツ経済がユーロ経済を引っ張っていたが、流石に重荷に耐え切れず、最近は低成長だ。

理由ははっきりしている。ユーロは共通通貨だから、各国が独自に金融政策を執れない事と、
財政出動を抑えてしまっているためだ。
これでは経済は良くならないどころか、悪くなる一方だ。

財政出動を抑えてしまって経済が悪くなるのは、日本がかつて歩んできた道。
景気が悪くなると、民間経済はしぼむ。その変わりに財政出動で補わなければならないんだが、
財政出動も抑えてしまうのだから、一層経済はしぼんでデフレに陥る。

そんな状況から、ユーロは中々立ち直れない状態にあるのだ。

俺が思うに、ユーロなどの共通通貨はマンションと似ている。運命共同体だ。
全世帯が景気が良ければ、経済もものすごく躍進する。
しかし悪い世帯が出始めると、それが足を引っ張り、悪い世帯が増えてゆく。
たとえ一世帯だけが良くなって、運命共同体全体でみれば、大した事は無く、
全体が良くなる事は無い。

という訳で、当分ユーロは良くならないと思う。おそらく10年、20年単位の時間が掛かりそうだ。

自分一人ならどうにでもなるが、共同体となるとそうも行かない。
一時期日本にも、経済圏を広げる為に日中韓で共通通貨にすべきだなんて論文があったが、
とんでもな話だ。円が食われておしまいだ。

日本は財務省の輩を片付ければ良くなる。
早く輩を片付けて、まともな経済になる事を願って止まない。


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