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ありゃ避けられねぇ

昨日の東名高速で起きたバスと乗用車の事故。
報道でバスのドライブレコーダー公開された。

それによると、
対向車線から乗用車が、
空中を横転しながら登り車線を走るバスに向かって吹っ飛んで来ていた。
どうにも避ける事ができない状況だ。
もう少しタイミングがずれていたら、
バスの車内に乗用車は突っ込んでいて
もっとひどい事故になっていただろう。

お互いに100Km/hで走っているのだから、
衝突の衝撃は、
相対的に200Km/hという事になり、
乗用車がバラバラになったのも理解できる。

報道の上空からの状況を見ると、
乗用車の方はゆるい右カーブを相当な速度で走っていた様で、
カーブの外側から急角度で内側に進んで、
分離帯部分をジャンプ台にして吹っ飛んできた様だ。

乗用車の走り方は尋常では無く、
異常な走り方をしている。
これは推察だが、
乗用車のドライバーの身体に
なんらかが起きて、
コントロールが出来なくなって事故が起きた様に思う。

乗用車のドライバーは死亡した為、
本人から事情を伺い知る事はできない。
また、事故の状況から、
解剖でその原因を掴む事も難しいかも知れない。

幸いだったのは、
バスの方に死亡者が出なかった事で、
肋骨骨折の重傷者はいたものの
、命に係わる怪我を負った者がいなかったのは、
不幸中の幸いだった。

事故が起きたその日にバスのドライブレコーダーが公開されたのは、
バス会社の危機管理なのだろう。
当該バス会社は、
過去に運輸局から処罰を受けている。
そんな事から、
バスの方に過失が無かった事を、
いち早くアピールしたかったに違いない。

あの映像は、
乗用車側の遺族からしたら、
見るに堪えない映像だったに違いない。
しかしバス会社としても、
風評を避ける為には仕方の無かった事なのだろう。

事故は、
やった方もやられた方も不幸だ。
原因は何だったのか分からないが、
こういう事故が二度と起きない様に祈る事しかできない。
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