忍者ブログ

反日運動と韓国経済

韓国はこれまでも、国内政治が不安定になると反日運動で、国民の不満のガス抜きをしてきた。
特に近年、韓国の反日運動が活発化しており、それはタガが外れてしまった様に思える。

韓国国内で何がおきているのか、それを見ると昨今の反日運動激化の理由が見えてくる。
昨今の韓国国内の問題は国民経済だ。
韓国国内では、賃金の上昇率よりもインフレの上昇率の方が高く、国民の生活を苦しめている。

一見韓国経済は良いように見えるが、国民経済は大変厳しく、
若者の就職は日本以上に厳しい状況になっている。
なにせ国民の70%が、国外へ出たいと思っているぐらいだから。

韓国経済は、アジア通貨危機の時に、外資に乗っ取られてしまったと言っても過言では無い。
韓国の大手銀行は外資が支えているし、財閥企業も同様で、利益の7割が外国へ流れてしまう。
さらに韓国経済を支えているのは財閥企業で、2011年のGDPに占める財閥の割合は76%にも及ぶ。
韓国経済は財閥企業によって支えられていると言っても過言では無い。

韓国の労働者の賃金は政策的に低く抑えられている。
労働者の賃金を低く抑えなければ、輸出向けの製品は、他国の製品と競争できないからだ。
賃金が低くても、働き口があればマシと、安い労働力はいくらでも確保できるから、
韓国の企業はそれで良いのだ。
韓国の輸出産業と言うのは、韓国国民の低賃金で支えられているのだ。

先日のニュースでは、韓国の大学進学率が落ちたと報道された。
これは、大学を卒業しても就職先が無いため、それなら高卒で就職した方が良いという考えからだそうだ。

韓国の経済事情は、アジア通貨危機を境にガラリと状況が変わってしまった。
虐げられる韓国国民の経済環境、
財閥企業偏重の経済、利益の7割を外国資本に持って行かれてしまう構造。
韓国経済は、グローバル資本にすっかり乗っ取られてしまって、
韓国国民は、グローバル企業の奴隷になってしまっている。
そして間もなく行われる米韓FTAで、その構造は完成する事になる。
韓国は事実上グローバル企業の植民地となってしまうのだ。

だから韓国国民は少しも豊かになれないのだ。
韓国経済は日本人が思っているよりも悪い。

そこに来て日本のアベノミクスの影響を受け、ウオン高になり、韓国製品の競争力を弱め、
収益率は落ちている、
さらに韓国の主な輸出先である中国を始めとした新興国の経済も、
ここへきて急減速して、韓国経済を支える輸出も芳しくない。

韓国国民の不満は高まる一方だ。
そこで韓国のお家芸、反日運動でガス抜きと言う訳だ。
その反日運動は近年激化している。それは韓国国民経済と比例している。
パク・ウネ大統領は、財閥偏重の経済を是正しようとしているが、上手く行かない。
国全体が反日意識が高くなって居る時に、
父親が親日だった事は、パク・ウネ大統領に取ってはマイナスだ。
そこでパク・ウネ大統領は、より反日の姿勢を示す事でそれを回避しようと、
自ら反日的な言動を行っている。

国全体がその様な状況だから、日本に頼りたくても頼れない状況になっている。
7月で日韓の30億の通貨スワップも打ち切られた。
通貨スワップは事実上韓国の為の物で、日本にしたら無い方が負担が無くて良い。

日本に頼れない韓国は、中国に寄り添うことにした様だが、
その中国は、シャドーバンキングと言う爆弾を抱えていて、いざとなったら韓国を救うかどうか懐疑的だ。

韓国と言う国は、地政学的に常に外国に翻弄されてきた。
安定して発展した背景には、常に日本があった。
それ以外は常に外国の支配下にあった。それは現在も同様。

歴史を正しく顧みない韓国国民は、
今の韓国の問題の原因がどこにあるか見出す事は出来ないだろう。
何故なら、その答えは正しい歴史の中にあるのだから。
かわいそうな事に、韓国国民は今の状況を打開する事はできないだろう。
そして今後益々反日運動は激化して行くものと思われる。




にほんブログ村
PR