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閉鎖的な日本の裁判

裁判所に行くと、どんな裁判がどこで行われているか書かれていて、
自由に傍聴する事ができる。
これをして開かれた裁判と言っている。

ある民事事件に関係している刑事事件で、
その刑事事件の内容を知りたいんだが、
その刑事事件裁判がいつどこで開かれるのか調べる術が無い。

大きな事件であれば事前に予定が公表されるが、
小さな事件は前日に管轄の裁判所の片隅に予定が掲示されるだけで、
毎日裁判所に通わなければ、いつ裁判が行われるのか分からない。
無職で裁判所の近くにでも住んで居なければ、
とても毎日通えない。

裁判は誰でも傍聴できるから開かれていると言うが、
実際には利害関係者でないと、
いつ、どこで目的の裁判が開かれるか分からない。
間接的な利害関係者は関係者では無く一般の人と同じだ。

裁判結果も分からない。
裁判の内容も一般人が知るには相当ハードルが高い。
ってか、事実上無理だ。

傍聴する場合も、撮影はもちろんの事、録音もできない。
メモは許されているが、
全てを記録しようと思ったら、
速記をマスターしてから行かないと、
とても全てメモなど取れない。

裁判マニアが居てブログを書いている。
そのブログにはある裁判所の裁判予定や一部結果などが書かれている。
あくまでもブログ主個人が行っている事なので、
全てを網羅している訳ではない。
それでもある程度は役に立っている。

ところがそのブログが名誉棄損だとして、
削除する様に圧力がかけられている。

犯罪者にも人権があるのは理解している。
だけど刑事被告人はそれなりの事をやらかしている訳で、
その内容を他の人は知る権利がある。
だけど実際には無いに等しい。


これが日本の裁判制度で、
とても開かれている裁判制度とは言い難い。
むしろ閉鎖的だと俺は感じている。
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