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実は俺、仏教徒

俺の実家は曹洞宗の檀家でもある。したがって俺は仏教徒だ。
神棚もあるが、日本の場合神道は宗教というよりむしろ文化に近い。
神道が有るのは当たり前。その上での仏教と言う捉え方をしている。

釈迦と言う人はすごい人だと思う。
人間はどのように生きてゆけば良いのか解明した人だ。
俺にはそんな事はとてもできない。
現代でも、釈迦の言う事は全くその通りだ。

他の宗教の事は知らない。興味も無い。
新興宗教は大嫌い。

少なくとも仏教は他の宗教を否定しない。
キリスト教などは他の宗教を否定する。だから争いが度々起きる。
だからキリスト教は好きでは無い。

仏教の基本的な教典に般若心経がある。

般若心経は、一言でいうのなら
「こだわりを捨てよ。こだわるから苦しくなるのだ。」
と言う様な事が書いてある。

その意味を知ったのは20代の頃だろうか。
本屋でふと手にとった本が般若心経の本で、それが俺の仏教との出会いだったと言っても良い。
般若心経の意味を知った時、それは衝撃的だった。
短い教の中に、人間の本質が書かれていたのだ。
目からウロコがボロボロ落ちた。

先述した通り、ウチは檀家だったし、墓参りや法事で時折寺を訪れて馴染みはあったが、
仏教が自分の中に入ってきたのはこの時からだ。

般若心経を説いた釈迦はすごい人だと思った。
生きることはどういう事なのか、
これほど的確かつ簡素かつ真髄を説いた物は他に無いと思った。

寺とか仏教とかいうと、それまでは葬式と言うイメージがあった。
だから子供の頃はお経は怖いものだと言うイメージがあった。
しかし経は、人間はどうやって生きてゆけば良いのかと言う事を説いているとまざまざと知った時、
仏教に対する考え方が一変した。

キリスト教はなんかオシャレ、仏教はダサいなんてイメージがあったが、
それが完全にひっくり返ってしまった。

煩悩の塊の様な俺には、悟りなど到底出来ないのだろうけど、
少しでも仏教徒として恥ずかしくない様に生きて行こうとは思っている。

今年もお盆には郷里に帰るが、菩提寺と先祖の墓に参ろうと思っている。




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