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実は俺、バイク乗り

バイクに乗っている。今乗っているのは原チャリバイクと古い単気筒のバイクだ。

初めてバイクに乗ったのは高校1年の時。
同級生が学校に内緒で免許を取って、ダックスを買った。
そのダックスを見せびらかしに来たからちょっと乗ってみた。

そしたら、いつもはチャリンコでひぃひぃ言っていた坂道をぐいぐい登る。
こりゃおもしれぇ!てんで、俺も親と学校に内緒で免許を取って、
5万円ぐらいで中古のダックスを買った。

最初の内は楽しかたが、非力な原チャリ、直ぐに飽きてしまって、
免許を持っていない同級生に買った値段で売りつけた。

原チャリでは物足りないと、次に取ったのは小型自動二輪。
免許は一発で取って、次に買ったのがCB125T。
こいつはそれなりに走った。
まだこの頃は、峠を走るとかでは無くて、知らない遠くの街に行く事が楽しかった。

しかしこいつもその内飽きて、友だちはNコロとか発売されたばかりのXJとかに乗り始めた。
そうなったら中免が欲しい。
しかしバイクの免許取得は禁止されていたから、教習所で免許は取れない。
免許を取るなら、遠くの街で実施している一発試験しかない。

俺は学校をサボって免許を取りに行った。
試験は小型を取った時の事が役になった。安全確認をばっちりやる事と、
バイクをスムーズに走らせて試験官を安心させればこっちの物。
試験は2回目で合格した。

中免を取ったら、中型バイクが欲しくなるのが人情。
俺は必死に金を溜めて、初代RZを買った。
こいつで本格的にバイクに目覚めたと言って良い。

とにかく面白くて早かった。ナナハンキラーとも言われた。
確かにタイトなコーナーが続く峠ではナナハンより早かった。

コーナーで寝かせて走る事に目覚めた。
ステップをガリガリ削って走った。
ガソリンを買う金が無いから、オヤジのクルマからガソリンを抜いて走った。
オヤジが「最近燃費が悪い」とクビをかしげていた。
当時の仲間内の合言葉は「ガソリンの一滴は血の一滴」が合言葉だった。

高校を卒業して大学に入った。
大学二年の夏休み、地元で調子こいてコケた。
フロントフォークがひん曲がってしまった。
修理に出す金も無いから、そのまま友達にくれてやった。

次に買うバイクは大型バイクだと決めていた。
上野のバイク街を歩いていたら、綺麗なCB750Fbを見つけた。
一発で虜になった。
今みたいに厳しくないから、学生でもローンが組めた。
おれは限定解除する前に、CBを買ってしまった。
万一捕まっても条件違反だ。無免ではない。

CBには直ぐに慣れた。重いバイクの方が安定して走りやすい。
直ぐに府中に免許を取りに行った。もちろんCBで。
当時は試験場でしか限定解除は取れなかった。
当時の平均合格回数は14回だと試験官が言っていた。

俺はこれまで全て一発試験で取って来たから自信があった。
大抵初回は、途中で試験を打ち切られるのだが、俺は完走した。
しかし難癖を付けられて不合格になった。

二回目も同様。はっきりした理由もなく不合格。

三回目で合格した。試験官は責任者の人で、
「どうして前回は不合格だったのか?」
と聞かれたが、「知りません」と答えた。
免許は即日交付で、帰りは正々堂々と乗って帰った。

その内彼女ができて、クルマに乗るようになったら、バイクには乗らなくなってしまった。
何とも軽薄。

世帯を持って、バイクに乗るどころでは無く、途中で知り合いからセローをもらって
少しだけ乗っていた時期があったが、その内盗まれてしまった。

今から6~7年前に、友だちがバイクを買った。
俺もそれに触発されてバイクを買った。
初めは費用がかからない250にしようと思っていたけど、
今乗っているバイクに出会ってしまった。

元々興味があったバイクでもあるし、その魅力に負けて古いバイクではあるが買ってしまった。
最近仕事と天候が悪いせいもあって殆ど乗れていない。
タイヤもそろそろ変えなければならない。

仕事で頭が煮詰まると、気分転換に山へ走りに行く。
たまに遠くまで足を伸ばす事もある。
酒のんでくだ巻くよりよっぽど健康的だ。

昔と変わらない事がひとつある。
それは歳を取っても、寝かせて走るのが楽しいのだ。
今はバックステップに変えてあるから、さすがにステップは擦らないけど、
その代わりにエキゾーストを擦りながら峠を走っている。

ハーレーに乗るのは、まだ20年先で良い。



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